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すぐにセックスすることが「男にとって都合のいい女」扱いされるのはおかしい

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ルミコタイトル

 「簡単にセックスしたら都合のいい女になってしまう」という話をよく耳にします。この場合の「簡単に」というのは、「知り合って間もないタイミングで」とか「まだ付き合っていないうちに」という意味で使われることがほとんどだと思いますが、それに則った場合、ビッチを公言している私は「都合のいい女」なワケです。

 こうした考えを持つ人は男女問わずいると思います。しかし、男性が簡単にセックスするのと、女性が簡単にセックスするのとでは見方が全然違います。圧倒的に「女性が都合良く扱われている」とされる傾向にあるのではないでしょうか。

 そもそも「都合のいい」って何でしょう? はなからセックスが目的で、それに辿りつくまでの時間が短かった場合や、セックスしたい時にいつでも相手になってくれる場合、セックスしたいと考えている側にとっては確かに都合のいい状況です。ただ、どちらか一方だけが相手を「都合のいい存在」として上の立場に立つのはおかしいのではないでしょうか。

 セックスが成立する=互いにセックスに合意している=双方にとって都合のいい状況。女性だけが都合のいい存在になっていると言い切るのは違うような気がします。

 とはいえ、女性の中に「自分が都合のいい女になってしまっている」と悩む人がいるのもまた事実で、この場合は女性が男性に恋愛感情を持っていることが多いと思います。本当は付き合いたいのに、向こうは自分をセックスの相手としてしか扱ってくれない、セックスしたい時だけ呼び出され、でも好きだから拒めずに愛のないセックスを繰り返してしまう――でもこれって、本当に男性だけが都合のいい状況なのでしょうか?

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Lollipop-Rumiko

通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。