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あなたの知らないエロゲーの世界 セックスと表現のおいしい関係

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あなたの知らないエロゲーの世界

僕も知らなかったんですけど……エロゲーの世界って深いんですね。いや、エロだけじゃないんですよ。

わかりやすくいうと、映画で言えば日活ロマンポルノってジャンルがありますよね? ポルノ映画なんですけど、芸術性を評価されていて、実際見てもオナニーのオカズにするというより、はっとさせられるようなカットや、何か深い感動があったりする。今でこそ日本を代表する映画監督となった黒沢清だって、昔は「神田川淫乱戦争」なんて映画を撮っていたくらいです。

で、ある種のエロゲーってそれに近いものがあるんです。芸術的で、深い。何も僕が言い出さなくても、昔から言われていたことみたいですが。

例えば、エロゲー黎明期に発売された古典的名作である「雫」は、先日しQちゃんも抱かれた、サブカルの帝王大槻ケンヂ先生の影響を色濃く受けた作品といわれています。オープニングから狂っていて、突然高校の教室で授業中に女生徒が立ち上がり、「セックス」とつぶやく、そして発狂する、なんてシーンからゲームは始まります。彼女は毒電波に操られていて……毒電波って一体何なのか? 「毒電波とは空から降り注いで人を狂わせたり、おかしな行動をとらせたりする、言葉通り毒のような電波のことさ。目には見えないし、知らないうちに脳内に侵入するから防ぎようが無いんだ」と作中では説明されています。うん、僕は完全に犯されている気がしますね、毒電波に。

狂気といえば「さよならを教えて」も負けてはいません。エログロ・スプラッタ描写のオンパレード。小説で言えば『家畜人ヤプー』とかマルキ・ド・サドの『ソドム百二十日』みたいな作品です。寺山修司の映画とかが好きな人も楽しめるかもしれません。僕はエロゲーマニアの友人に貸してもらったのですが、プレミアがついていて、amazonでは12万を超えている伝説の作品です。

その他にも同人ゲームながら大ヒットを記録し一世を風靡した「月姫」や「ひぐらしのなく頃に」など……え? いまいち凄さがわからない? インディーズバンドがオリコンで1位とるようなもんですよ。じゃあゴールデンボンバーみたいなもんか? それはだいぶ違う!! とにかく凄いことなんですよ。

そして何より僕が好きなのは「CROSS†CHANNEL」。のちに作家としてもデビューしたシナリオライター田中ロミオ先生の最高傑作です。なんかよくわかんないんですけど、「適応試験」っていう国家試験みたいなのがあって、社会にうまく適応出来るかどうか判断してる。で、その点数が極端に悪いと、社会不適合社として特別な学校に入れられる、みたいな設定があるんです。要は就活に出てくるSPIの性格適性検査のエグいバージョンみたいなやつでしょうか。僕なんか正直に答えたら絶対点数悪いですよね。でも、あのSPIってどれくらいの人が正直に答えるんでしょうか? うろ覚えなんですけど、「一人でいるのが好きだ」「芸術家肌だ」みたいな、イエスって答えた瞬間に即落とされそうな質問ばっかりで、とてもじゃないけどあんなの正直に答えられないですよね。そもそも世の中に性格適性検査の傾向と対策なんてのが出回ってる時点で、狂っていると思うのですが……。話が逸れましたが、普通の学園青春ものと思いきや、二転三転し、人生とは何かと深く考えさせられる作品内容に、僕はすっかり感動して……。

…………何か、読者の方々がささささーーーーっと引いていく音が聞こえるような気がします。完全にドン引きされてる気がする! ただでさえ呆れられているのに、何か本格的にやってはいけないことをしてしまった気がする……。絶対コメント欄に「messyって女性向けサイトのハズなのに、なんでオタク向けエロゲーのレビュー記事が紛れ込んでるんですか……? 気持ち悪い」って書かれるに決まってる! 待って! もうこのへんにしておくので、堪忍して!

……まぁ、ともかくです。数々の名作エロゲーを一通りプレイしたあとの僕は思いました。今までの僕は間違っていた、と。これからはもっと真摯に、エロゲーに取り組んでいかなければならない、と。

睡眠を削ってエロゲーをやるアラサーの息子。両親が知ると泣くかもしれませんが……。

こうして僕は毎日、来る日も来る日も飽きもせずエロい文章を書き続けているわけです。

……僕は一体何をしているんでしょうか?(三回目)

バイト代が出た

そうこうしているうちに、バイト代が出ました。今働いているバイト先はどうやら、20締めで月末払いという感じのスタイルのようです。

が、思ってたより少ない……! 7万5千円しか入っていない。所得税が引かれてるとか、社食の天引きがあるにしろ、どう考えても安い。明細をよく見て、はっとしました。土日に手当てがあるとか言ってたのに、全くついてない。バイトに手当てがつくなんてちょっとおかしいとは思っていたのですが、聞いてた話と違う。抗議しようと、僕にその話をした社員を探したのですが、見つかりません。

僕「あのー、◯◯さんってどちらにいらっしゃいますか」
社員「あー、あの人辞めたよ!」

辞めたんだ! そんなのアリなのか。不条理だ……。こうして僕の淡い期待はあっさりと潰えました。

さて、更にです。

僕は両親に借金をしていたのですよね。友人の結婚式やら、ミョンちゃんとの旅行などでそれなりに出費がかさんでいて……それら全てを働かず借金でまかなってきたので、膨大なものとなっています。その額、18万円。

なんと、借金すらまだ返しきれていないんですね……。これぞまさにマイナスからのスタート……。こんなんで……一体いつになったら就活を始めることが出来るんでしょうか? 下手したら就活資金を貯めるバイトをしてるうちに連載が終わってしまう。

いや、ここは期限を区切らないと、なんだか、だらだらとバイトし続けてしまうような気がします。それなりに居心地自体は悪くないので……。

調べてみたところ、平均16社面接を受けて、4社二次面接に進み、1社の内定を得るというのが平均的な就職活動のようです。すると、20回の面接を受けるとして、東京までの交通費は一体いくらかかるのでしょうか。

一次面接は全て夜行バスにするとして、片道で5千円、往復で1万円くらいでしょうか。二次面接は、行きだけでもなんとなく気合を入れて新幹線で行きたい気がします。すると新幹線片道1万3千円と帰りの夜行バスが5千円で往復1万8千円。合計で23万2千円の計算になるでしょうか。ただ、朝漫画喫茶でシャワーを浴びたり空き時間喫茶店で粘って時間を潰したりと雑費のことを考えると、30万円くらいは必要な気がします。

なんか、学生時代の就活って、それなりにお金はかかりましたが、一次面接は大体大阪でやってくれることが多かったのでそこまで大変ではありませんでした。今の方が大変な気が……。というか、東京で就職したいなんて考えてるから大変なだけで、地元なら今すぐでも就活出来そうなものですが、でもミョンちゃんに会いたいし……地元に友だち1人もいないし……。

というわけで、当面の目標を30万円貯金することに設定しました。

で、僕、一月の後半に誕生日を迎えるんですね。29になってしまうわけです。出来れば……28歳の間に履歴書を発送してしまいたいです。となると、そのあたりを目処にバイトやめて就活を始めたいなと。

そんなわけで、これからしばらくは、連載の最後に体重に加えて新たに貯金額を記載することになりました。正直、なんかシビアな感じがして僕自身はすごく嫌なんですけどね。どうにかこうにかこの数字を日々改善出来るように、頑張ります!

現在の身長体重

身長:172cm
体重:71kg(前回から2kg痩せた)
目標体重60kg

現在の連勤

28連勤(残り19)

現在の貯金額

-11万円(親への借金)
目標金額30万円

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奥山村人

1987年生まれ。京都在住。口癖は「死にたい」で、よく人から言われる言葉は「いつ死ぬの?」。

@dame_murahito

http://d.hatena.ne.jp/murahito/