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いい意味での洗脳状態を作る「セックスの相性がいい」という言葉の使いどころ

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 「体の相性がいい!」という文言はセックストークの中でたびたび登場します。実際、私も使いがちな表現です。

 そもそも「セックスの相性がいい」とは「お互いに気持ちいいセックスができる」という意味だと思います。しかし使用例を見る限り、どちらか一方“だけ”が「○○とのセックスはすごく相性がいい」と言っているケースも多いのが現実です。

 その中には、相手がどう思っているかはフルシカトで「自分が気持ちよくなれたセックス=相手との相性がいい」と変換しているパターンもなきにしもあらず。これは相性がいいと断言するのはまだ早く、相手のセックスが自分にうまくフィットしただけの話だったりします。相手は「全然気持ちよくない! もうしたくない!」と思っているかもしれません。

 となると、「セックスの相性がいい」とは、相手も「相性がいい」と思っている確認が取れない限り、本来の意味にはならないんじゃないでしょうか。

 昔、「自分が気持ちいいと思っている時は相手も気持ちいいと思っている=相性がいい」説を唱える人に会ったことがありますが、個人的には賛同できません。過去に、挿入中に私が「これ、入ってんのかな?」と無感状態になっているのに、相手は「気持ちよすぎてもうイキそう」とラストスパートをかけてきた経験があるからです。それに、お互いに気持ちいいと感じられるタイミングなんて、挿入中とか69くらいしかありませんし、それだけで相性を判断するのは難しそう。手マンやフェラなどでもお互いに「これ、ツボってる!」と思えれば、部分的かもしれませんが相性がいいんじゃないでしょうか。

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Lollipop-Rumiko

通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。