そこで、どうすれば良いか、考えたのです。Tに対しての恋愛感情をそぎ落としたいということと自分のプライドを保ちたい(Tに負けたくない)ということ…。その先にあるのは、私が完璧なマイクパフォーマンスを披露するということに他ならないとの結論に達しました」
えっ!?
筆者はここまで読んで思わず噴き出してしまった。
いやいや、でも、人から見たら滑稽なことが、その人にとって、恋愛の区切りを付けるための大切なプロセスってこともあるし……でもやっぱりマイクパフォーマンスにはびっくりである。
トピ主がマイクパフォーマンスを披露する機会は、意外とすぐにやってきた。会社の総会と慰労会の日に、なんとTとトピ主2人にそれぞれマイクが回ってくることになっているというのだ。こんなに早く勝負の日が来るなんて。
「勝ち負けを判断しにくいのですが、自分で判断するしかありません。そこで自分なりにうまくやれれば、Tは大したことないと思え、恋愛感情を落とし、自分のプライドも保てるかなと思っています」
マイクパフォーマンスで白黒つけようとしているようだが、勝ち負けの基準は何なのか、トピ主がどこに向かっているのかもはや分からない。だがトピ主は当日に向けてモチベーションを高め続け「いよいよその時が来たかという感じがします。普段通りの行動を心掛けつつ、Tに対しても普段通りに接し、ただMPの事だけ考えてその日を迎えたいと思っています」と、マイクパフォーマンスを「MP」と略すほどの勢いに。いくつかトピ主レスを挟み、MPでの勝ち負けは確かに違和感があると認めながらも「MPでTに勝ちたいという気持ちが現にありますし、もし仮に、TのMPに私が一切至らなければ、ものすごく嫌な気持ちになることが想像できるのです」と、やはりMPへのこだわりを捨てられない様子。そうしてトピ主はMPの自主錬に励んだ。
ついに総会の日が来た。トピ主とTのマイクバトルはどうなったのか? なんとTが諸事情で不参加となり、バトル自体が流れてしまったのである。対決という形でなく、ひとりMPを披露したトピ主は自身のその日の出来映えについて「全く緊張しなかったですし、マイクを持って話すことを楽しんでさえいる自分がいました。これにはびっくりしました。もちろん、事前準備がものを言ったということもあるのでしょうが、今までマイクを持った中で、一番良いパフォーマンスができたと思っています」と過去最高のものだったようだ。トピ主はそんなに会社の飲み会でマイクを持つ事が多いのだろうか……? てかそんな出来のよいMPを筆者も聞いてみたいものである。
何も解決はしていないが、MPによりトピ主の心の整理が少しつき始めたようで、最新のトピ主レスで「実は今事態がちょっと動きだしていて、Tが何を考えていたかが明らかになりそうなんです」と進展報告も。まだまだトピは終わらなそうだ。一体どうなるの~???
(ブログウォッチャー京子)