……ここでの私の感想は控えます。読んだみなさんそれぞれが憤ってください。女性だって、そんな簡単に騙されるわけはありませんし、これまた実践しようというアホな男もまずいないのでしょう。が、こんな悪意だらけの企画が成立するというだけで、私は具合が悪くなります。
「おいおい、何を真に受けているんだよ、ただのファンタジーじゃないか」「俺たちだって現実世界とは区別して楽しんでいるんだから」と反論する男性もいるかもしれません。でも先週、日活ロマンポルノ鑑賞をきっかけに考えたように、フィクションだったら何をしてもいいとは私は思いません。まして本書はハウツーの体裁をとっています。そんな女性を傷つける方法をエンタメとして享受する読者のことも、まったく理解不能。そんなことに、女性を使わないでいただきたい。
こんなふうに、男たちの内輪ウケ的世界でまかり通っていて女性たちが知らずにいること、まだまだたくさんあるのでしょうね。微力&遅ればせながら、今後も可視化していきたいです。
(桃子)