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不倫略奪のバッシングから10年、不死鳥のように復活した内村光良

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 ところが、その05年に、月曜深夜枠でスタートしたクイズバラエティ『クイズ発見バラエティー イッテQ!』(日本テレビ系)が、レギュラー放送終了後に展開した特番放送で高評価を得て、07年に日曜8時という超ゴールデン枠で『世界の果てまでイッテQ!』としてリニューアルスタート。これが安定した高視聴率を叩き出す人気番組に成長し、ウンナン司会で08~10年に放送された『ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』(TBS系)も、定期的に単発特番が組まれるコンテンツになった。

 現在、内村がレギュラー出演しているバラエティは実に6本。その他、不定期で放送される特番数本のレギュラーも持っている。10年前の不倫報道の際に落ち込んだ人気は、全盛期ほどではないとしても十分に回復していると言えるだろう。

 その理由のひとつは、内村の人望の厚さ。『気分は上々。』で改名させた、さまぁ~ず及びくりぃむしちゅーはその後見事に大ブレイクしたが、今も内村を慕っている。若手芸人の育成にはかねてより熱心で、『内P』をきっかけに人気を獲得していった芸人は、有吉弘行や土田晃之、バナナマン、TKOなど数えきれない。若手を中心としたコント番組『爆笑レッドシアター』(フジテレビ系)では、しずる、フルーツポンチ、はんにゃ、ジャルジャル、柳原可奈子といった面々がはばたいた。温厚な人柄と、後輩をかわいがりつつも体育会系のノリを強要しない「文化系の匂い」が、時代にマッチしていることもあるだろう(実際の内村は運動神経抜群で文化系に偏った人間でもないが)。とんねるずの石橋貴明とは正反対の芸風と言ってもいい。

 もうひとつ、かつては八木亜希子アナ、下平さやかアナらとの熱愛を撮られ、「女癖の悪いイメージ」がつきまとっていた内村が、徳永と結婚後、すっかり良き夫・良きパパとなって家庭を大事にしているイメージがついたこともあるかもしれない。冠番組『内村さまぁ~ず』で、いかに娘が可愛いかを熱心に語ったり、3月に出演した『おしゃれイズム』(日本テレビ系)でも愛妻家の側面を惜しみなく見せた。結婚しても、芸風から家庭的な要素を一切排除して仕事を続ける芸人や、後輩を引き連れて豪快に飲み歩く芸人は少なくないが、内村はあえてそこを出す。これもイメージアップに結びついていることは間違いないだろう。

 一時は「消えた」と言われながらも、不死鳥のようによみがえり、安定した人気を誇るタレントとなった内村光良。来年で50歳の節目を迎えるが、勢いはまだ衰えないだろう。
(篠田ロック)

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