まず最も良く目にする定番ネタが『家族が勝手に履歴書を送った』というもの。この家族は母親や叔母、姉など女性であることも定番だ。TOKIOであれば長瀬智也(姉)、国分太一(姉)がこれに該当する。SMAPの木村拓哉(叔母)、香取慎吾(母親)、稲垣吾郎(姉)や、Kinki Kidsの両名、嵐の大野智(母)、二宮和也(いとこ)、今井翼(姉)などなどなど……実に多くのジャニーズタレントらが、家族の導きによって芸能界で生きて行く事になったようだ。
次に今回の山口同様、『自ら応募した』というタイプも、少ないが存在する。この場合、その後の展開が様々だ。TOKIOの城島茂は少年隊を見た事がきっかけで芸能界を目指し、松岡昌宏は光GENJIの8人目のメンバーになるつもりで応募した。V6の井ノ原快彦も光GENJIチルドレンである。嵐の櫻井翔は中学生時代に出向いた高校の文化祭で、女子高生からジャニーズJr.に間違えられた事で、周囲から“応募してみろよ!”と茶化され、本当に応募したところジャニーズ入りを果たした。関ジャニ∞の錦戸亮も友達とふざけて一緒に応募したところ、ジャニー喜多川から手紙が届き、オーディションを受け合格した。嵐の松本潤に至っては、小学校の卒業式の日に自ら写真を事務所に送ったところ、数日後ジャニー喜多川から電話があり、オーディションを経ずにそのまま事務所入りとなった。Kinki Kidsの堂本光一も、姉が送った履歴書を見たジャニー喜多川から直接電話で光GENJIのコンサートに招待され、事務所入りしているが、松本と光一は当時から強く光るものがあったのだろう。履歴書を送った時期と事務所の反応にタイムラグがある山口のようなケースは他にもあり、KAT-TUN脱退騒動の渦中にいる田口淳之介もSMAPに憧れていた小学校6年生の頃、姉に頼んで履歴書を送ってもらったが、返事が来たのは中学2年生になってからだったという。
様々な噂が都市伝説として乱れ飛ぶジャニーズ事務所であるから、山口のみならず、誰のケースも真実かどうかわからない。ひょっとしたら山口と同様に盛られた話も存在するのかもしれない。
(ブログウォッチャー京子)
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