つい子宮教の登場に熱くなってしまいましたが、この号の第1特集は〈和暦〉なるものから導き出すという〈誕生日占い〉です。これもまたスピ界では定番の、存在したかどうか確証が得にくい〈古神道〉を謳っていますが、古代にロマンを感じる人たちの遊びと思えば、特に問題はないでしょう。ところでこの占い特集の最後にある、監修の先生と読者の〈お茶会レポート♥〉は、ある意味衝撃でした。〈ずばずば当たって仰天!〉とキャッチが書いてあるにも関わらず、〈あなたの婚期は来年!〉やら〈あなたは人に教える仕事をするとイキイキしますよ〉という先生のアドバイスオンリー。読者は〈ワクワクしてきました!〉と喜んでるけど、コレって当たってる……の?
『ゆほびか』といえば〈酢タマネギ〉や〈氷こんにゃく〉など、ガッテン的な健康食の紹介も定番企画で、この号では米のとぎ汁を1日おくとできるという〈お米の発酵水〉がお目見えです。米のとぎ汁を常温で1日おいたものを作り、点鼻して風邪予防、洗顔&入浴に使ってアンチエイジング、そのほか台所の油汚れ、さび落とし、衣類の漬け置きetc.と便利に使うのだとか。さらにひと手間加えた〈かもし水〉は乳酸菌が豊富になり、料理の味がよくなる! と紹介されています。って、コレ、数年前に〈放射能対策には、米のとぎ汁乳酸菌が有効!〉と広まって問題視された事件を思い出すんですが、ある意味際どい。
静かに地味に、きわどい物件をぶちこんでくる『ゆほびか』。この号の付録は、極寒の地で見られる自然現象〈ダイヤモンドダスト〉の映像を収録したDVDですが、未知の世界の謎トークに疲れたときのリフレッシュにちょうどよさそうです。ちなみにダイヤモンドダストの映像については、気持ちが落ち着きストレスを感じにくくなると、脳神経外科医が解説しています。それならば……と、愚図って泣いている乳児に映像を見てもらいました。ほーら、きれいだねー?「……ぶぎゃおー!」はい、すみません。3秒だけポカンと泣きやみ、そのあとは元通り。そのうち再トライしてみます。効果が得られたら、ぜひ編集部に投稿してみたいと思います。
(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)
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