【しQちゃんチョコレート工場奮闘記 労働編だキュウ】
チョコレート工場での日雇いバイトを始めたあたし。労働前から汚物扱い社会の歯車扱いされて傷付いたけど、クリーニング業者の営業のイケメンのおかげで立ち直ったキュウ!
さて、いよいよチョコレート工場の労働が始まるキュウ。
チョコレート工場の作業場所の名前はとってもカワイイのキュウ。
マロン、ストロベリー、キャラメル、ミルク、リボン、シュリンク(包装)……作業場の名前がアイドルみたいで可愛いキュウ。テンションが上がるキュウ!
あたしは甘えん坊の癒し系だからミルク担当になりたいキュウ♡
「ハイっ!ミルク担当のしQちゃんです☆」
なーんてアイドル風の挨拶キメたいキュウ♡ 夢ひろがるキュウ~。
ところが、あたしが配属された作業場所はハカリ(測り)だったキュウ……ぜんぜん可愛くなくて絶望キュウ……。ハカリとはチョコの重さを測る仕事だキュウ。
ベルトコンベアから流れてくるチョコレートが94グラム~99グラムならOK。それより重いか軽い場合はラインを止めてチョコの数を数え直すキュウ。10粒あればラインに戻すキュウ。
ピッ
ピッ
終わり。
これを延々と繰り返すんだキュウ……。楽しかったのは最初の5回だけキュ。つ、つまらない作業キュウ……! あまりのつまらなさに閉経しそうになったキュウ。ビックリするほど時間が経つのが遅く感じるんだキュウ~。
わかってはいたけれど、単純作業は飽きるキュウ。飽きるどころか発狂キュウ。死にたくなるキュウ。
数百個のチョコレートを測って測って測りまくると、デジタル数字が目に焼き付くんだュウ。ウウッ……数字の幻覚が見えるキュウ……。吐きそう……オゲーッ! 吐き気をモヨオしながら、あたしは2時間半チョコを測り続けたキュウ。死にたいキュウ。。。
ハァハァ……死ぬほどチョコレートを測り終えたら、休む暇なく次の作業場へ行くんだキュウ。
次こそやりがいのある仕事がいいキュウ。いや、別にやりがいはなくてもいいから飽きない仕事がいいキュウ。もう少し頭を使う作業がいいキュウ。せめてカワイイ名前の作業場がいいキュウ~!
結局、あたしが配属された場所はムスビ(結び)だったキュウ……。絶望キュウ〜〜!!
ムスビって……。はだしのゲンに登場するサブキャラみたいだキュウ。。。(ググッたら出てきたキュウ。ムスビは戦後にシャブ中で死ぬ迷惑なキャラだったキュウ~。)
ムスビの作業はチョコレート袋の開け口をワイヤーで結ぶ作業だキュウ。
終わり。
これを延々と繰り返すんだキュウ……。楽しいと思える瞬間がまったくなかったキュ。相変わらずビックリするほど時間が経つのが遅く感じるキュウ。
ウウッ……単純作業に吐きそうキュウ!
オゲェーーーーッ!!
泣いちゃうキュウ……。あたしこんなことをするために産まれてきたんじゃないキュウ!! こんな作業は誰だって出来るキュウ! いや……職業に貴賤は無いキュウ。でもあたしはやりたくないキュウ。単純作業が辛すぎるキュウ……。
もはや体質の問題キュウ。この単純作業が得意な人もいると思うキュウ。でもね、もう一度言うけど、あたしこんなことをするために産まれてきたんじゃないキュウ!!
今ならわかるキュウ。鬼束ちひろの気持ちがわかるキュウ(;;)
I am GOD’S CHILD (私は神の子供) この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field? (こんな場所でどうやって生きろと言うの?)
こんなもののために生まれたんじゃない
ああ……いよいよ鬱になってきたキュウ~。あ~…和田ア●子も島田●介もぶっ殺したいキュウ……。むしろあたしが死にたいキュウ~フレッシュネス!!!!!!
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