トピ主(男性・妻子あり)は結婚して15年になる。数年前、トピ主の両親と妻との間に“ちょっとしたトラブル”が発生し、それ以来実家と断絶状態になっている。妻ももはや関係改善は諦めている様子だが、子どもたちを会わせる事さえ嫌がるので、トピ主は孫の顔を見せてもらえない両親を気の毒に思っているようだ。
「私自身は妻の親族との交流は常識の範囲で続けておりましたが、最近は馬鹿らしくなり妻の両親との接触は避けております。老いてゆく自分の両親に対しても全く関心がなく子供たちも決して会せようとしないその姿勢に、怒りや悲しみを通り越して、既にあきらめの境地です。いずれ子供たちが成人後には別れるつもりでおります」
義実家問題が発端で完全に冷えきった夫婦になってしまっているが、子どもが成人するまでどうやって乗り切ったら良いのか、という相談だ。
こちらも先のトピと同じくトラブルの詳細は伏せられている。コメントには「トピ主さんから見たら、実の家族のことですから『ちょっとしたこと』かもしれませんが家族ではない奥様や第三者から見ればそれはありえない!という可能性はないですか?」という指摘があり、筆者もそう思う。トピ文に『ちょっとしたトラブル』と書いてあるところに「こんな小さい事で怒っている妻」への怒りも感じるからだ。
他のコメントも見てみよう。
「良く言われることの一つに『夫が言う「両親と妻とのちょっとしたトラブル」は妻にとってはとても大きな事』だそうです」(←よく言われてるのか!?)
「加害者側の言う『ちょっとしたトラブル』って、本当に『ちょっとしたトラブル』の場合もありますが、『ものすごく酷いことをした』場合が多いように感じます」
……文言は変われど、コメントの多くがこの“ちょっとしたトラブル”が、妻にとっては“ちょっとした”ことではなかったのでは、という内容だ。だからこそトラブルの原因を知りたがるコメント主たち。無理はない。これは筆者も知りたい。ちょっとしたことなら書いちゃえばいいのに……。
しかしトピ主は結局、レスの中でその詳細を明かさなかった。
「詳細は申し上げれられませんが、『一般的な感覚では』決して子供を会わせたくないというほどのトラブルではないように思います。そのトラブルの際に、私から両親をいったん疎遠にしました。全く連絡なしで数年間経過し、両親もそれ以上深追いはせず、お互い不干渉の状態でした」
であるにも関わらず、妻は自分の両親に子どもを会わせている。自分の親に子どもを会わせる事も出来ない……と嘆いている。てかそんなこと思うんだったらトラブル発生時、両親と妻を“疎遠にした”あと、間に立って話し合いした方が良かったんじゃないの!? 面倒くさかったのか知らないが、そのときに対策をとらなかったトピ主の怠慢が招いた結果に思える。
また「『家庭内』でのトラブルについてはどちらが正義というものではないようにも思います」と主張するトピ主に、疑問を呈する声も相次いだ。「結婚以前・結婚当初からいろいろと問題があったのではありませんか」というコメントもあるが、そりゃそうだろう。ちょっとしたトラブルはきっかけにすぎないのではないかと想像する。
だがもうトピ主は妻の話を聞く事も放棄したようだ……。妻の不出来を指摘し「はずれ妻」と揶揄するコメントもあり、真実はどうなのか分からないが、妻が義実家問題でキレるとき、これまでのトラブルや我慢の積み重ねがあってキレているのだが、周囲にはその累積が見えないため『些細な事でキレる』ように見えるようだ。なかなか勉強になる。