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デンジャラス・ビューティ♡まんこに毒を仕込む女たちの事情

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「まんこの匂いがいつもと違う」病院に行ってみたら……!?

2013年1月、ブラジルの病院でこんな出来事が起こりました。「妻の性器の匂いがおかしいんです」と、ある男性がパートナーの女性を連れて受診したところ、女性器の中から毒が見つかったのです!(3)

「女性器に毒を仕込んでから、舐めて欲しいと頼んだ。夫を殺すつもりだった」

そうして殺害計画を明らかにした彼女自身も、もし受診が遅れていたら、膣から毒を吸収して自分まで死んでしまうところだったそうです。

模倣を防ぐため、毒の種類は明らかにされていません。ただ、その毒の分量は、彼女自身とその夫との両方が死に至るのに充分な量だったといいます。

彼女が夫の殺害を決意した理由は、「離婚を切り出したのにそうさせてもらえなかったから」でした。ということはつまり、相手の男性のことを「離婚はしてくれないけどクンニはしてくれそうな男」だととらえていたわけですね。

フランス、日本、そしてブラジル。それぞれの事情でまんこに毒を仕込んできた女性たちの歴史を前に、私は、考え込んでしまうのです。彼女たちはそれぞれ、まんこに毒を仕込んだのか、それとも、仕込まされたんだろうか……と。そして、医療が発達した現代において、なぜ彼女はまんこに毒を仕込まなければならなかったのか、と。

(1)Iwan Bloch, “Marquis de Sade: His Life and Works”, The Minerva Group, Inc, p.162-167
(2) Ronald Hayman, “Marquis de Sade: The Genius of Passion”, Tauris Parke Paperbacks, p.64
(3)Huffington Post UK(http://www.huffingtonpost.co.uk/2013/01/29/vagina-murder-plot-brazilian-man-wife-poisoning-_n_2572836.html)、International Business Times(http://www.ibtimes.com/vagina-poison-murder-plot-brazilian-man-claims-wife-put-toxic-substance-inside-her-kill-him-1044046)ほか

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牧村朝子

1987年生まれ。タレント、文筆家。2013年にフランス人女性と同性婚、現在フランス在住。セクシャリティをテーマに、各種メディアで執筆・出演を行う。将来の夢は「幸せそうな女の子カップルに”レズビアンって何?”って言われること」。

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