しかし翻って現在の板野はどうか。AKB時代とは違い、すっかり芸能界での存在感が薄れているのが実情だ。今回は珍しくバラエティ特番に出演したが、「トークスキルが低くサービス精神にも欠け、バラエティでは使いづらい」(放送作家)ともっぱらの彼女。板野は前日15日に放送された『今夜くらべてみました』(前同)の中でも、“いじりにくい女性芸能人”として名前が出ていた。いじりにくい女性芸能人の最上位としては女優の沢尻エリカ(29)が挙げられ、その下に壇蜜(35)、そして板野は壇蜜よりももう少し下のいじりにくさだとされていた。AKB48時代から親しみやすさよりもクールな印象が強い板野だが、業界内でも同じような印象を持つ人は多いのかもしれない。『耳が痛いテレビ』で明かしたように、直接口説かれたことはなくとも、友達伝いで連絡先を聞かれたというのも納得である。
アイドルを卒業した今、アーティストとして華々しく活躍したいのだろうが、CD売上はリリースのたびに減少し、その前途は明るくない。ファッションへの興味も強いようだが、板野より余程スタイルが良くフレッシュな人材が次から次へとやってくるモデル業界は厳しい。おまけにバラエティタレント路線も難しいとなると、来年、彼女の居場所が芸能界で残されているのかどうか――。独自のポジションを自ら切り拓いていくしかなさそうだ。
(シュガー乙子)
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