ネットでは相変わらず一発屋を危惧する声は絶たないが、思いのほか勢いの衰えないGENKING(年齢非公開)。先日、アニメ『ブレイブビーツ』(テレビ朝日系)にて声優デビューを果たし、1月には自身三冊目となる書籍を刊行する。
芸能界デビューのきっかけともなったInstagram(以下インスタ)での彼の姿は、HERMESのバーキンを持ち、手首にはCartierのラブブレスレット2個とジュストアンクルを重ね着け、指にはTiffany……。以前、『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)に出演した際、ジュエリーや小物はハイブランドを好み、「困った時に現金化できるように、貯金のつもりで買っている」と言っていたが、それらを購入できるほどの財力にも唖然とする。
そんなGENKINGの収入源のひとつに、今年10月にオープンしたアクセサリーブランド・VELLOUSのクリエイティブ・ディレクターという仕事がある。GENKINGのブログによると、「今日から僕のアクセサリーブランドが出ました/普段はハイジュエリーが好きなんだけど、自分な好きなブランドに重ね付けできたり、アクセはシンプルな物が好きなので作りました(本文ママ)」とのこと。
しかし、GENKINGの本拠地とも言えるインスタでは、販売開始後にVELLOUSアカウントへの誘導投稿をしただけで、目立った告知はなし。1日に何度も投稿するにも関わらず、これまでVELLOUSの商品をハッシュタグ付きで告知したのは1回だけ。VELLOUSアカウントには、たびたびブランドや商品の説明が投稿さているものの、GENKINGはRepost(Twitterのリツイート機能)さえしていない。さらに、関係ない自撮り投稿に「もしかしたらVELLOUSの商品か?」と思われるピアスが写り込んだ時には、コメント欄にて「どこのブランドですか?」と質問されているが答えていない。
インスタにて宣伝する際、「ハッシュタグを付けること」「Repostすること」は基礎中の基礎だ。考えようによっては、そのどちらも怠ることでステマのようなわざとらしさが生まれないため、自然で良いとも思える。とはいっても、案の定インスタにて「VELLOUS」と検索しても投稿数は少なく、ブランド認知度の低さが伺える。
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