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痩せるための肝は目標設定にあり。ジム通いをサボらないため、私がしたこと

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大和彩

病気なりに、健康に暮らす。

▼病気なりに健康に暮らしている大和彩的ダイエット・シリーズ
1.1年で体重-12kg! 「方向性を絞って努力する」ために私が実践した3つのコツ
2.ダイエットを「めんどくさい」と思わない日はなかった…けど、克服できた!

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 前回解説したStep3についての補足です。私が最初に作成した目標文の後半は「なんでもいいからライブにひとつ行く」でしたね。当初、私がこのような文章にしたのは、

「病気でお金もない状態なのに、あれがしたい、これがしたいだなんてゼイタクだよなぁ。ここは謙虚に『なんでもいい』にしておこう」

悪しき謙虚イズム(造語)を発揮してしまったからです。しかし、このような謙虚な目標はむしろ達成されづらいのです。なぜなら、なんのライブに行きたいのかをはっきりさせていないから!

 私の場合、毎朝起きて、ウェア(私はイモジャージにユニクロTシャツ♡)に身を包んでジムまでの道のりを歩いて……と考えただけで「めんどくせぇ! 外に出たくねぇんだよ!」と心が農民一揆を起こし、ジムへの道のりはクワやスキを持った心の農民たちのバリケードによってふさがれてしまいます。

その目標で、達成感を得られる?

 要するに、何もない状態ですと私は怠け心に負けて、ジム通いをさぼってしまいます。

 そんなとき有効なのが、自分の女王アリさまを思い浮かべることです。けれど「なんでもいいからなんかのライブ」という漠然とした状態だと、何を心に思い浮かべて自分を奮い立たせればいいのかはっきりしませんよね。つまり心の女王アリさまのイメージが不足したままなのです。

 しかも、「なんでもいいからなんかのライブ」だと、自分にとって本当にお仕えするに足る女王さまなのかどうかも、わからないじゃありませんか。

 たとえばのハナシ、私が地元の〈多目的ホールB〉的なところで行われる、ボランティアさんが出演する無料ライブに行けたとしましょう。文字面では「なんでもいいからライブにひとつ行く」という目標は達成されてはいるわけです。

 けれど、それで個人的に達成感が得られるのかどうか? そのために毎日努力ができるか? という点が問題です。

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大和彩

米国の大学と美大を卒業後、日本で会社員に。しかし会社の倒産やリストラなどで次々職を失い貧困に陥いる。その状況をリアルタイムで発信したブログがきっかけとなり2013年6月より「messy」にて執筆活動を始める。著書『失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで(WAVE出版)』。現在はうつ、子宮内膜症、腫瘍、腰痛など闘病中。好きな食べ物は、熱いお茶。

『失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで(WAVE出版)』