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ほとんど寝ない!叶姉妹・美香さんの有能すぎる仕事ぶりに唖然

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 叶姉妹の一日は長い。ある日のタイムスケジュールによれば、午前中に起床し、インタビュー収録をこなしてからランチ、打ち合わせ、また食事をとってテレビ収録、その後も打ち合わせが23時まで続く。仕事が終われば恭子さんがメンズとデートに向かうため、美香さんには束の間の自由時間ができ、そのすきに雑用やエクササイズを行うのだという。その後、なぜか深夜3時半から「次の日の打ち合わせ、反省会」をし、早朝4時にバスタイム(!)。朝のニュース番組を見て新聞を読み、就寝はなんと朝8時だ。

 美香さんが午後まで寝こけるということはまずないらしいため、2~3時間の休息の後にまた忙しい一日をスタートするのだと考えると、まさに超人的。それでいてあの美肌(スタジオのライトの威力を差し引いても、白く美しい肌である)を保つのはすごい。一体何を使っているんですか、というところで彼女は自身がPRキャラを務める「DHC」の商品を使っています、と随所に商品紹介を挟んでくるからこれまたすごい。クレンジングオイルや美容液、海洋深層水まで本書のいたるところにDHC商品の宣伝が登場するので気を抜けない。

ヘアカットは姉がしてくれます

 美香さんと言えば赤いロングヘアが印象的だが、嘘か誠か、彼女の髪を切るのは姉・恭子さんだという。いわく、「姉がいきなり現れて、『美香さん、そろそろ切りましょうか』と、工作用のハサミでカットされる」「時々切られすぎて、『そんな……』ということもありますが……」。いきなり恭子お姉さまが工作用ハサミを手に登場し、髪を切る……想像すると恐ろしい光景だが、事実ならば信頼関係があるからこそ許容できる行為だと言えるだろう。しかしちょっとそれはマズいだろう、と思うのは、恭子さんは新しい基礎化粧品が出ると、まず美香さんに試させて肌の調子を確認してから自分が使う、ということだ。モルモットか。

美香さんもタレント活動をしているわけで、顔は商売道具。赤みや発疹が出たり、カネボウ化粧品の「白斑」問題のようなことが起きたら一大事だ。それとも美香さんの肌は相当頑丈なのだろうか……。また初めてステイするホテルでは、ルームサービスを全品とり、恭子さんが食事をする前に美香さんがすべての味見をして、「姉の舌に合いそう」と判断したものだけを提供するのだという。あらゆる側面で、美香さんは恭子さんを守る盾になるのだ。

 もちろん恭子さんも、そんな美香さんには誰より感謝しているようだ。彼女いわく、美香さんは人間レベルを超えた「ヘヴンリーな存在」で「ヒマラヤで修業をしてきた僧侶」のような精神的強さがある女性。確かに美香さんの発言や泰然とした態度は修行僧のようでもある。

 ちなみに、巻末の100問100答もなかなか見ごたえがある。全編を読んで、とても謙虚でシャイな性格だが男気がありしっかり者の女性、という印象を固めたうえで一問ずつ見ていくと、少し面食らう。たとえば、

Q25 自分を一語で表すと?
A. innocent(イノセント)

Q37 自分の性格を一言でいうと?
A. ピュア。

 ……臆面もなく!? 実際、彼女と仕事をした人々は異口同音に「素晴らしい女性」とほめたたえるが、自分で自分をピュアでイノセントときっぱり言える美香さん、さすがです。他人から見た実像(ある意味、虚像である)と自己評価に乖離がない、バランス感覚に優れた人なのだろう。もうひとつ、気になった回答がこれ。

Q77 親友は何人いますか?
A.いません。

 恋愛や仕事・美貌の秘訣については語っても、「友情論」まで展開しない美香さんの潔さを見た。「叶姉妹」結成前の友人知人たちは、誰ももう彼女と連絡をとることができないのだろうが……。ちなみに得意料理は「カレーライス、ハンバーグ」とのこと。次回は、メンズたちを虜にする叶恭子さんの自由な恋愛観・セックス観について読んでいきたい。 (まい竹城)

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