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現役ハンター黒柳徹子「できれば年下のダンナさんが欲しい」

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黒柳徹子

無敵の80歳。『徹子さんの美になる言葉 その後のトットちゃん』講談社

 『王様のブランチ』は、毎週土曜日の朝9時半から14時まで(途中、短いニュース番組を挟む)TBS系で生放送されている人気情報番組である。旬のエンタメニュース・グルメ・人気ショップなどの様々な情報をいっぺんに知ることができる、お得な番組だ。

 8月24日の放送ではエンタメ情報をお届けする「エンタメTV」というコーナーに、同局の長寿番組である『日立 世界・ふしぎ発見!』が取り上げられていた。『ふしぎ発見!』は“ミステリーハンター”と呼ばれる探検家のようなリポーターが、世界中の不思議な風習や行事などを紹介しながらクイズを出題していき、スタジオの出演者たちがその回答数を競い合うというクイズ番組である。

 1986年に放送が開始された同番組は、今年の12月でなんと放送1,300回を迎えるそうだ。(すごい~!ほんとご長寿~)番組ではその1,300回記念スペシャルに出演する“ミステリーハンター”を大募集しているとのことで、ブランチリポーターが同番組のスタジオにお邪魔して、どんな人に“ミステリーハンター”を務めて貰いたいかをレギュラー出演者に質問していた。まず最初に回答したのは、番組開始時からレギュラー出演している黒柳徹子(80)だったのだが、早くも意表をつかれた。

「すごい小さな穴に潜ったりしなきゃいけないことがあります。ですから、お背が高い方でも構わないですが、体が丸まる方がいいと思います」

 そ、そこ~!? 的が絞られ過ぎたピンポイントな肉体的選考基準である。スタジオでは、真面目な顔で放たれた徹子の“ふしぎ発見あるある”ジョーク(?)に笑い声が上がっていた。湧き上がるスタジオの反応に、してやったりのドヤ顔で「うんうん」と頷く徹子であった。

 続いて、以前に自らもミステリーハンターを務めたというハーフタレントの春香クリスティーン(21)は「今まで知っていたところでも、新しく再発見したい! っていう勉強好きな方、熱心な方にすごく向いていると思います」とフレッシュ回答。そこへ、すかさず「好奇心のある方がいいですね♪」と、若手の発言にもう一盛りせずにはいられない重鎮パネラー徹子であった。

徹子が今欲しいもの

 次に、ブランチリポーターは今回募集する“ミステリーハンター”の“ハンター”にかけて、「いま捕まえたいと思っているもの」を出演者の方々に質問した。早速、春香クリスティーンが指名されると、「恋人!」と元気よく力強く即答した。「今まで恋愛経験がないので、21歳にもなったので、そろそろステキな方に出会えたらなって」と爽やかな笑顔で発表した。

 すると、番組アシスタントでもある出水麻衣アナが春香クリスティーンの理想のタイプに興味が湧いたのか「春香ハンターの(恋人)募集要項はどんな感じですか?」と追求し出した。春香は待ってましたとばかりに「理想は田原総一朗さんみたいな人♪」と、おじいちゃんと孫くらいのどえらい年齢差あり過ぎチョイスで攻めてきた。その返答にもちろんスタジオがどよめいていたのだが、そんなことは物ともしない春香ハンター。田原さんとは歳が離れ過ぎているということを出水アナに指摘されると、「田原さんみたいな真っ直ぐな目でハンティングしてそうな雰囲気の人(が理想)」とデレデレしながら夢見心地で答える春香ハンターであった。そういえば他の番組などでも田原総一朗ファンであることを公言していたな~。“政治家の追っかけ”が趣味というくらいだからオジさまフェチなのかもしれない。

 その直後、ブランチリポーターが同じく「いま捕まえたいと思っているもの」を徹子に尋ねると、フレッシュ春香に対抗したのか、「ダンナさん♪」「ダンナさん♡」と連打で即答した。理想のタイプを聞かれると「もうね、そんないろんな望みは言いません」「でも、まぁ、尊敬できたらいいなと思いますね」と、しおらしく乙女徹子な顔を覗かせた。

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テレ川ビノ子

テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!