インタビュー

ハタチで痴漢風俗にハマった男「お金がないのに、通うのを辞められないんです」

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20歳で痴漢風俗と出会う

――そうなんだ。で、ピンサロの次はセクキャバに行ってみた?

ダイ「やっぱりそれも、街を歩いている時に、看板を見て知って。2年生のハタチの頃ですね。『セクキャバって何だろう?』と思って、ネットで調べて『絶対行ってみよう!』と思って。そこも和風パブなんですけど。女のコが横について、上はお触り自由。ベロちゅーもOK。でも下は、服の上からでも絶対にさわっちゃだめ」

――どうだった?

ダイ「40分でお酒もついて4000円と、高くはないんですけど、女のコの接客レベルがあまりよくなかったんです。ベロチューの時、にんにく臭いコとか。身体も態度もデカいコとか。でもその店がきっかけで、他のセクキャバも調べるようになったんですね」

――次にハマったのは?

ダイ「痴漢コースがあるセクキャバです」

――イメクラ※7みたいな感じかな。
※7 イメージクラブの略。痴漢、赤ちゃんプレイ、OL、病院など、コンセプトに沿った物語プレイを提供する店

ダイ「そうそう。これは画期的と思って。僕、痴漢したことはないけど、『痴漢したい』と思うことがほぼ毎日あったんです。電車に乗ったら、万が一でも触らないように、カバンを自分の前で持って、音楽を聞いて、性欲をごまかしてました。大学でも、性犯罪被害のことを学んでたんです。女のコにトラウマを与えるから、痴漢は絶対にダメだ、って思ってて……そこに救世主のようにそのセクキャバが現れたんですよ。通いましたね」

――料金はいくらくらいだった?

ダイ「早い時間帯で、40分6000円。とにかくハマって。週1は普通で、でも時々ガマンしようと思って1週間休むと、結局その次の週に2回行っちゃうとか。3年は通ったかな」

――最短サービスで6,000円、月4回で2万4000円か。月8万のバイト生活で、四分の一以上を風俗に使うのは明らかに厳しいよね。

ダイ「大学の普通の飲み会やランチもあるし。あとは授業で使う本代もかかる。お金が足りない月はたまにキャッシングでも借りちゃうんです。でもそのセクキャバ通いは、なかなかやめられなかった」

――どんなサービスだったの?

ダイ「狭いブースに女のコが制服のコスプレをして、目隠しされて立ってるんです。BGMが山手線のアナウンスなんですね。自分も痴漢常習者を演じて、なりきる。『感じてるわけねーじゃん!』って自分にツッコミつつ、『感じるんだろ』ってささやいてみたり。めちゃめちゃ興奮するんです」

――でもヌキまでは無いんだよね?

ダイ「無いですね。でもある時、Hなことが好きな女のコがいて、ヌキNGなのにヌイてくれました。下も触らせてくれて、アソコがびちゃびちゃでしたね。結局、そのコの手で(精液を)最後まで出しちゃうんですけど、僕はその後、デートの予定があったんですよ」

――デートの前に、セクキャバに寄ったの?

ダイ「はい。その日は前からいい感じになってる女のコとのデートで、セクキャバと同じ駅にあるレストランを予約してたんです。でもその日は朝からムラムラしてて。夜の約束までヒマだったし、昼の安い時間帯に、ついでにセクキャバに行っちゃおう、と思って」

――へぇー。

ダイ「まさか僕もイクまで遊ぶつもりじゃなかった。でもたまたまそういうコがついてくれて……。ところが『おしぼりに(精液を)出さないで。拭くのもダメ。ヌイたことが店にバレるから』と言われて、結局自分のズボンを汚しちゃった。『これからデートなのにヤバい』と思って、店を出てすぐにG.U.で買い替えました」

――デートはどうだったの?

ダイ「夜になって、あらためてレストランの場所を確認したら、そのセクキャバから歩いて30秒の場所だったんですよね(笑)。デート自体は、可もなく不可もなく、友達の延長みたいな感じで終わりましたね。セクキャバでヌイてくれたコも、他のお客さんにも同じことをしてたみたいで、いつのまにかいなくなってなした。辞めさせられたんじゃないかな」

――そんなにサービスができる子だったら、もっと稼げる風俗に移ったとか。

ダイ「いや、その子はパニック障害があって、どうやら完全な密室がいやだったみたいなんです。それで簡単な仕切りがあるだけのセクキャバを選んだみたい」

――なるほど。

ダイ「僕は結局、ヌキがない痴漢セクキャバじゃ物足りなくなって、そのあとに痴漢コースがあるデリヘルを見つけて使ったんですよ。でもデリヘルはホテル代がかかるから、どんなに安くても1回で2万はトンじゃう。しかも僕、ギャンブル癖もあって」

――ますますお金が無くなるね。

ダイ「パチンコがほとんどなんですけど、負けたあと、もうこのイヤな気持ちを発散したい、みたいな感じでまた風俗に行っちゃうんです」

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鈴木えみ

元デリヘル嬢(副業型、関東近郊の中級店)。写真はデリヘル勤務当時の“パネル”として使用していたもの。フリーター、時々ライター。

twitter:@emi_sws