▼病気なりに健康に暮らしている大和彩的ダイエット・シリーズ
1.1年で体重-12kg! 「方向性を絞って努力する」ために私が実践した3つのコツ
2.ダイエットを「めんどくさい」と思わない日はなかった…けど、克服できた!
3.痩せるための肝は目標設定にあり。ジム通いをサボらないため、私がしたこと
* * *
ここまで書いてきました目標設定のコツ、ダイエット目的以外にも応用が効きます。ですので、もしよろしければ人生のいろいろな局面においてご参考にしていただければ、ワタクシにとってこれ以上の喜びはございません。
さて、このシリーズを読んでいただいて、「ふ~ん」と思ってくださったかた、もしくは「特になんの感想もないわぁ~」ってかたは、いいんです、いいんですよ。
しかし、私は知っている。ここまで読んで、
「すっざけんなぁぁぁああああああ!なにが目標の設定と達成じゃあああああ!」
とPCやスマホのモニターをぶち割りたくなった方々が確実にいらっしゃることを。
だって、私がバリバリそうだったから!
ここまでこの目標設定&達成について書いてきて、「アタシなんかがこーーーんなこと書いちゃっていいのかしら?」みたいな面はゆい思いをいちばんしているのは、書いている本人であることを、ここで告白しましょう!
あんなに力説しておいてナンですが、わずか1年前、私は前回、前々回にわたって書きましたような目標文の後半に設定する「自分が楽しいと思うこと、努力をいとわずがんばれるようなワクワクするようなこと」なんざぁ、ひとっつも思い浮かばない状態でしたよ! 抑うつ状態が今よりひどかったんです。
楽しいことが、何もない。
約1年前、私はメディアの方々に何度かインタビューを受けるという分不相応な経験をしていました。インタビューでは必ず聞かれました。
「大和さんは、何をしているときがいちばん楽しいですか?」
「将来の目標や夢を教えてください」
実は私、そう聞かれるたび、泣きそうになっていました。実際にその都度、少し涙目になっていたと思います。
けれど、そこは出版社の会議室でのインタビューといういかにも大人な場。しかも初対面のインタビュアーさんや出版社の方、編集者さんなど、立派な大人の方々に囲まれている状態です。インタビューに集まってくださる皆さんは、みんな優しくて、礼儀正しく、私を尊重してくださいました。悲しくなる理由なんて、本来何ひとつ、ないのです。
そんな場で、まったく悪意のない質問を受けているだけなのに泣きそうになるなんて。
そのころの私は当連載初回でご紹介したバンドメンバー4名であるうつ・子宮内膜症・腫瘍・サルコペニアによって、ほとんど毎日寝たきりの状態でした。ほぼ横になった状態で日々をすごし、たま~にのそのそ起き上がってメディアさんの取材に出かけると、さきほどのようなご質問を受けては答えに詰まって、家に帰って寝込む。その繰り返しでした。
1 2