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話題の“おねショタ”マンガに登場する小学生男子がイケメンすぎてヤバい

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マンガ

『初恋モンスター』(日吉丸 晃/講談社)

 最近、ネットでとあるマンガの1コマがヤバすぎると物議をかもした。それは、妖艶な表情を浮かべたクールなイケメンが、女の子に向かって「で…俺小学生だけどどうする?」と言っている1コマ。「いったいどういうこと?」と思ってよくよく見てみると、彼はランドセルを背負っているし、体操服姿の胸元には「5-1高橋」の文字が……。
 ネット上ではこれを見て、「ワロタwwwwwwwww」「え…小学生…え??」「俺が知ってる小学生と違う」「もはやホラー」というコメントが溢れた。多くの人に衝撃を与えたこの1コマは、『初恋モンスター』(講談社/日吉丸晃)という作品で、小学生男子と女子高生の恋愛模様を描いたもの。単行本の発売前からこのコマの効果で大きな話題を呼んだ。

 しかし、実はこの“イケメン小学生×女子高生”という脅威のカップリングがウリの作品は数多く、女子の読者たちから圧倒的支持を集めているのだ。女子高生のお姉さんと小学生ショタの組み合わせ、略して“おねショタ”である。

 それでは、年上女子たちを夢中にさせている小学生男子たちは、一体どれほどイケメンなのだろうか? まずは、件の『初恋モンスター』を見てみよう。

 物語は、お嬢様育ちの女子高生ヒロイン・夏歩が車に轢かれそうになったところをイケメン小学生の奏に助けられ、一目惚れしてしまうというもの。この奏、ネット上でも「発育が良すぎる」と話題になっていたが、長身すぎてランドセルでも背負っていない限り絶対に小学生には見えない。そのうえ、小学生だとは知らないヒロインから告白されたときも、「本当の俺を知っても好きだって言えるならあんたと付き合ってもいい」と不敵に笑って返すのだ。

 こんな強気で大胆な返しをする小学生、実在したら怖いのだが、いざ付き合いはじめるとさらにスゴイ。「じゃ今日から彼女ってことで」と言って頭をぽんぽんと撫でたり、突然後ろから抱きしめて二の腕を触ってきたりと、女子が泣いて喜ぶ“さりげないスキンシップ”術を小学生ながら身につけているのだ。また、他のクラスメイトの前でもヒロインのことを「こいつ俺の彼女」と言って紹介するなど、相手が女子高生でもまったく動じず、自然と彼女扱い。たしかにこの小学生、“モンスター”である。

 また、同様に“おねショタ”ものである『かてきょん』(竹書房/あづま笙子)では、小学生のカムイが女子高生ヒロインの家庭教師をすることになるのだが、彼の言動も小学生とは思えないもの。たとえば、公園のベンチでヒロインがうたた寝しているところを発見するとつい放っておけず、隣に座って膝枕してあげる。さらに、ヒロインが木登りをしていて落ちそうになると、体格的に絶対受け止められるはずもないのに「危な…」と言って飛び出し、下敷きになってまで受け止めようとするのだ。この行き過ぎた気遣いに、とっさの行動力! さらに、どんなにヒロインのテストの点数が悪くても、決してバカにしたりせず、根気良く付き合う場面も。彼女に認めてもらうために一生懸命努力し、つりあうように背伸びをする……小学生にして、優しさと包容力を兼ね備えているのだ。

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