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自殺未遂騒動のサークルクラッシャー・日南響子に学ぶ「男との別れ方」

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こじれた別れ話はクレーム対応のつもりで

 さて、ここから恋愛コンサル男子として、どんな教訓を抽出すれば良いのか……。これはもう、どうしようもなく普通の話になってしまいますが、別れ際が面倒くさそうな男には、充分なケアをしよう、ということぐらいしかありません。別れ話がこじれ、頻繁に男が電話をかけてくる場合「めんどくせ〜男だな〜、すげえ電話鳴ってるよ……えいっ、着信拒否にしちゃえ!」と関係を一方的に遮断する対応は、電話の向こうにいる相手の不満を高めるばかりです。

 こうした別れ際の処理は、苦情対応に近いものがあるかもしれません。たとえば、買った商品に不備があったのでお客様サービスセンターにクレームをいれたいのに、電話がつながらなければ、消費者は余計にイライラし「ろくでもない企業だからネットで誹謗中傷してやれ!」という風に事態が悪化してしまいます。

 では、企業ではどんな風に苦情対応をしているのでしょうか。

 公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会による「苦情対応におけるポジティブ効果のコミュニケーションとネガティブ効果のコミュニケーション」という研究には、苦情をどのように円満解決にもっていくかのヒントが書かれています。研究によれば、円満解決には「相手の言葉を傾聴し、憤懣をすべて吐き出させ、その心情を汲み取りながらお詫びをし、相手のプライドを尊重しながら、客観的な事実を伝え、こちらで可能な限りできることを検討し、現実的なレベルで合意までもっていく」というプロセスが重要なようです。逆に「相手の言葉を遮ったり、否定したり、クレーマー扱いする」などの不誠実さは、困難な状態に追い込む可能性が高い。円満解決には、とにかく粘り強く、相手の気持ちが収まるまで時間をかけながら対応するしかありません。

 この知見は男女の別れ際の処理にも充分応用できるものかと思います。こちら側から別れ話をいきなり切り出した場合や、浮気がバレてしまった場合、相手には「え、なんでそんなこと言われなくちゃ行けないの?」、「なんでそんなことされなきゃいけないの?」という不満が溜まっているハズです。それを誠実に対応できれば、次第に相手も気持ちが収まってくるでしょう。「だから〜、ゴメンって言ってんじゃん!」という逆ギレ対応がなぜ、NGかもこれでお分かりになるでしょう。

 それでももし平行線が続いて、面倒なことになったら……? そのときは警察か弁護士に相談だ!

 ■カエターノ・武野・コインブラ /80年代生まれ。福島県出身。日本のインターネット黎明期より日記サイト・ブログを運営し、とくに有名になることなく、現職(営業系)。本業では、自社商品の販売促進や販売データ分析に従事している。

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カエターノ・武野・コインブラ

80年代生まれ。福島県出身のライター。

@CaetanoTCoimbra