▼病気なりに健康に暮らしている大和彩的ダイエット・シリーズ
1.1年で体重-12kg! 「方向性を絞って努力する」ために私が実践した3つのコツ
2.ダイエットを「めんどくさい」と思わない日はなかった…けど、克服できた!
3.痩せるための肝は目標設定にあり。ジム通いをサボらないため、私がしたこと
4.やりたいことが何もないときに「目標に向かってがんばれ☆」っていわれても
5.どうして、うつの人に「目標を立てろ」「病は気から」と言ってはダメなの?
* * *
今回も、うつの人の気持ちを教えてもらうべく、うつの妖精・うつりんにいろいろと質問していきます!
ーーええーーーっ、じゃあ「朝日を浴びろ」とか「散歩しろ」とかいわれたとき、うつりんめっちゃ腹立ってるの?
「いやいやいや、相手が善意でいってくれてるのはわかってるうつよ! だからまあべつにいいうつけどね……いいうつけど、そういうふうにいわれると、ちょーっと逆に力が出なくなるうつ、かなぁ?」
ーー励まそうとしていってくれてるのはわかっていても、逆効果になっちゃうのね。
「たとえていうなら、何年もアルコール依存でギャンブル依存で借金まみれの旦那に翻弄されてきて、自分でもアルコール依存やギャンブル依存の本を読んだり勉強会に行って旦那を理解したり助けたりしようと長年努めてきた奥さんに向かって、『あなたの我慢が足りないから旦那がアルコールやギャンブルに走っちゃうんじゃない?』っていうようなもんうつよ。なんていうか、毎日張りつめてがんばっていればがんばっているほど、そんなふうにとんちんかんなことをいわれた日にはどーーーーっと疲れちゃううつ」
病気はそれ以上でも以下でもない
ーーう~む、なんとなくわかるような。長年の血のにじむような努力をないことにされてるも同じだもんね! じゃあさ、「ダメ元でいいからなんかやってみなよ」はなんでいわないほうがいいの?
「そううつね、うつりん個人的には『ダメ元でいいから』っていう言葉がいちばん苦手かもうつ~。ちょっと説明が長くなるけど、ごめんうつよ? あのね、うつりん、病気だけど、それ以上でもそれ以下でもないうつ。けど、『ダメ元でいいからなんかやってみなよ』っていう人の目から見たら、『うつりんは病気のままのうつりんだと、ダメなやつ』ってふうに映ってるんだなぁ、って感じちゃううつ。考えすぎっていわれればそれまでうつけど、言葉から透けて見えちゃうというか」
ーーおお、なるほど。ニュアンスがねぇ、どうしてもねぇ。
「別に『ありのままのうつりんを受け入れてちょうだい!』とまでいうつもりはないうつよ? ただ、うつりんは現状うつで、自分ではそのことは受け入れてるんだうつよ。もちろん病気がよくなるように努力もしてるし、病気であってもやれることが増えるよう、研究と工夫は続けるうつよ? ただ、そのうえでいうなら、うつりんは自分が病気だということ、うれしくは思わないけど、悲劇とも思ってないし、ましてや病気のせいで自分がダメになるとも思わないんだうつ」
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