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下ネタ解放区・バイブバーで繰り出された、濃くて気持ちいい猥談

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彼氏がいようといまいと、ビッチだろうと喪女だろうと、どんな女性のもとにも“独り寝”の夜はあります。丸ごと自分だけに使える貴重な時間、ぼやぼや過ごすのはもったいない。オナニー(ONN)、妄想、オトナのオモチャ……明日の、そして未来のエロライフに繋がる“攻め”の独り寝を、独り寝ニスト&バイブコレクターの桃子が提案します。

momoco11

バイブバーのカウンターは、絶景ポイント!

 みなさんは下ネタ、お好きですか? 私はあまり得意ではありません。「さんざんバイブだのONNだの書き散らしておいて、何いってんの?」と思わるでしょうが、いわゆるネット弁慶というやつで、オンラインだと声が大きくなるのです。そもそもコレクションしているバイブについて、自分ひとりの胸に秘めておくことができなくなり、誰かと語り合いたい! と思ってブログを始めたのが「桃子」の始まりでした。リアルの友だちとは、バイブどころか性的な話もあまりしません。せいぜい「前カレがエッチ超下手だった」「最近、彼氏とセックスレス気味なの」という程度。しかも、暗黙のルールでもあるかのように「セックス」「エッチ」と口にするときは声を潜めます。

 別段、これを悪いというわけではありません。友だち同士だって、秘密があっていいじゃないですか。それに、自分たち以外の人の耳がある場所での下ネタは極力、控えるべきだとも思っています。「セックスは後ろめたいことではない」「恥ずかしいものではない」とは別の次元のお話。他人を不快にさせないためのマナーを守れないおとなは、ベッドのうえでもいろいろマナー違反をしているのではないかと疑ってしまいます。

「でも、バイブの話し~た~い~!」と強烈な欲望を感じていた私にとって、ブログ、twitter、FacebookとSNSをとおして、人と交流できるのはとても幸せなことでした。リアルでは繋がりのない、知らない者同士だからこそ話せることはたくさんあります。すごい開放感! 自分自身の風通しがよくなったと感じました。そのうち、アダルトグッズ業界の女性たちと実際に会う機会も増えました。当然、下ネタが多くなるので、集まるときは個室のある飲食店を利用することにしています。または、フェティッシュバーなどエロに特化したお店。最近はコルセットバーなるものがあると聞いて、さっそく行かなければと画策しています

妖しい空間に後押しされて

 こんなふうに心おきなく下ネタを楽しめる場のひとつとして紹介したいのが「バイブバー」です。東京・渋谷駅近くの「ワイルドワン」はバイブレーターが主役で、総勢300本が出迎えてくれます。130本以上を所有している私でも、大半はクロゼットにしまいこみ、お気に入りの10数本を手元に置いている感じなので、300本は壮観すぎてくらくらしました。

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桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

@_momoco_

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