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「おしゃふん」が女性を健康に? ベストフンドシストに矢口真里まで担ぎ出したふんどし業界の詭弁マーケティング

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 同書には愛用者の推薦コメントも多数掲載されていて、その中でも特に目立っているのは、ふんどし協会の会長が語る「ふんどしで鬱病から回復!」なるストーリー。正直これらは、もっともらしく語られている血流云々という問題よりも、新しいものを体験する高揚感や、スカスカすることによる解放感が、心理的にいい効果を生み、それが結果的に体へもいい影響を及ぼしたというのが本当のところじゃないんでしょうかねえ。

 唯一ホッとできたのは、Q&Aにて「生理のときはどうするの?」という質問に対し、「生理用のふんどしはないので、普通の生理用ショーツを」と回答していた点。ここで「和服の時代は生理ナプキンなんてなかった! だから経血コントロールしましょう!」という展開になっていたら、ヒンシュク度倍増でしたから(でも、布ナプを推してるけど)。

 ちなみに2月14日がふんどしの日であれば、3月14日は〈必然的にふんどし返しの日である〉とおっしゃっています。まあ、ふんどしは一般的な下着と違い、サイズの問題でダメ出しを食らうことが少ないというメリットはありそうです。さらに、日本ふんどし協会の公式応援ソングは、夜寝るときに水晶を抱くというスピ男子、サンプラザ中野くんが歌う「フンドシたまランナー」。

 「ふんどしみたいな恋をしよう~ 締め付け合わない愛だから~」という歌詞とともに、PVにはベストフンドシストを受賞した矢口真里が登場するので、説得力は抜群です。って、コレ、パートナーと贈りあって本当に大丈夫なんでしょうか。

(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)

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山田ノジル

自然派、エコ、オーガニック、ホリスティック、○○セラピー、お話会。だいたいそんな感じのキーワード周辺に漂う、科学的根拠のないトンデモ健康法をウォッチング中。当サイトmessyの連載「スピリチュアル百鬼夜行」を元にした書籍を、来春発行予定。

twitter:@YamadaNojiru

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