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一体何に怯えてるの? 「守られたい願望」女子のホンネとプリンセスの女らしさ

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幼児性のメリットはもうない

 子供のうちは保護者に養育されますが、大人になれば自立するべきです。自分で働いて稼いだ分で生きるということです。しかし、刷り込まれた形の女性らしさを求める女性たちは、親に代わる保護者を求めることになります。ちなみに団塊の世代の婚姻率は非常に高く、高貴な家柄でなくとも、男は王子様で女はお姫様、と考えられる時代だったと言えるかもしれません。でも、今はそういう時代ではなくなりました。やっぱり王子様は特別、お姫様も特別です。

 シンデレラは「従順さ」があったからではなく、魔法使いが唐突に現れたから、王子様と出会えたのです(「美貌」は大前提)。一般女性の前に王子様が現れる確率は極めて低いことにお気づきでしょうか。この場合の王子様とは、「結婚して(経済的に)守ってあげる」と誓ってくれる男性(しかも貴女好みの)のことです。そして、現実で言うところの魔法使いは、お見合いの話を持ってくる世話焼きおばさんです。そんな世話焼きおばさんは、親戚付き合いや近所付き合いが希薄な現代では淘汰されてしまっています。女性が幼児性を引きずることでメリットを得られる時代は終わりつつあります。この際ですからもう、完全に終わらせてしまうのはどうでしょうか。

 女子よ、働こう。できる限り、働き続けていこう。

 男性は「生活手段を得ること、契約を結ぶこと、金銭を得ること」に苦しみながらも「それを一生自分でやることを覚悟させられる」存在でした。女性は仕事に就いたとしても「いつか結婚によって解消し、人生のたたかいから救い出されることを夢見」ることが是とされてきました。でも、私は仕事が苦しいことも知っているけれど、結婚が救済でないことも知っているし、自分で稼いだお金で食べる焼き肉はおいしいということも知っています。そして、「かよわい女子を守りたい」タイプの男性よりも、働いている自分、男性にこびない自分を承認してくれる男性と恋愛や結婚をした方が、健康でいられるんじゃないかということも。カップルによってそれぞれでしょうが、精神的な安心感だったり、自分を認めてもらえる喜びだったりを得られることが、健康につながるものだからです。

 前出のように、男女の賃金格差がはっきりある現社会では、「働いてるけど稼げない!」と悲鳴をあげる女性たちも(男性もですが)います。出産などで職を失ったり、保育事情で働く場所を見つけられなかったり、女性が働くことについては問題が山積しています。それでもやっぱり、「守ってもらいたいから」と無理して愛されモテテクを駆使するよりも、自分で働くことが先だと思います。

 自由でありたいなら、女性が本当に満足できるのは後者の生き方なのではないかと、「守ってもらいたい願望」などホットミルクの表面に浮いた膜くらい薄い筆者は思うのでした。

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姫野ケイ

ライター。1987年生まれの宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。学生時代は出版社でアルバイトをしつつ、ヴィジュアル系バンドの追っかけに明け暮れる。猫とお酒を与えていれば喜ぶ。

@keichinchan