吸われるだけじゃつまらない! もっと自由なクリトリス
自分のクリトリスを、パートナーに挿入して楽しんできた人々がいます。
それもそのはず。
クリトリスって、解剖学的に見ればめっちゃペニスなんですよね。もちろん、「ペニスってクリトリスなんだよ」って言うこともできますが。とか言うと「おまえは何を言っているんだ」って思われるかもしれませんので、こちらで参考画像をご覧にいれましょう。こちらが、クリトリス(がちょこっと頭を出してる部分の続き)です!
うん。ぜんぜんちんちんだね!!
ということで、ものの本では、17世紀のイングランドの産婆さんによるこんなコメントを伝えています。
「クリトリスはときには大変長くなって、割れ目のところにペニスのように垂れ下がり、刺激されれば膨張し硬くなって立つ。みだらな女たちの中にはそれを男がペニスを使うように使おうとつとめる者もあった」
引用元:「同性愛の歴史」ロバート・オールドリッチ著、田中英史・田口孝夫訳、東洋書林(p.127)。元はLaura Gowing による「The midwives book」(Jane Sharp著)p.41の引用
いいじゃん。みだら上等じゃん。って感じですが、気になるのはこの続きです。
1600年までには、クリトリスを男根のように使うことはもはやアフリカとアジアの女性にかぎられたものではなくヨーロッパにもある現象と見られるようになっていた。17世紀以後のヨーロッパの文献には、過度に発達した生殖器のゆえに他の女性と挿入をともなうセックスができ、そのため<男>としてとおった名だたる女たちの例があらわれる。フランスでは1601年にマリー・ル・マーシという人物が男に扮して女性の愛人と<ソドミー>行為をおこなった罪に問われた。
引用元:「同性愛の歴史」ロバート・オールドリッチ著、田中英史・田口孝夫訳、東洋書林(p.128)(※ソドミー…生殖を目的としない性 行為 を罪として名指す表現。例として、オーラルセックスや獣姦など。国によっては「ソドミー法」 と呼ばれる法律があり、特に男性同士の肛門性交が取り締まられた。)
マリー!!!!
なんてことなんだマリー!!!!
マリーはその名を「マリン」と名乗り、ジャンヌ・ル・フェーブルという女性の恋人もいました。が、「クリトリスを使って女性とセックスしたから」という理由で最終的には死刑に処されてしまったといいます。いったい何が悪かったというんでしょうか。マリンの相手が「男とやるよりよかったです」みたいなコメントをしちゃったせいでしょうか。
別に女と寝たいわけじゃなくても、男に勝ちたいわけじゃなくても、性的な快感を主体的に追及するために、クリトリスを鍛えるというのはひとつの手です。最後に、クリトリスを大きく鍛える具体的な方法を見ていきましょうか。