ほかの芸能人カップルはどうか。
元AKB48メンバーで実業家の川崎希は、13年にモデルのアレクサンダーと結婚。夫婦でのテレビ出演を重ねているが、バラエティでのネタはもっぱら「アレクが浮気者」というものだった。夫婦の馴れ初めはアレクが川崎をナンパしたことで、結婚してからも「結構浮気する」「月に1回は(川崎にしたように)一目惚れします」と悪びれないアレク。そんな夫婦の関係に、「ウチは浮気したら即、離婚だよ」と別の女性タレントが口を挟むと、川崎は「そんなことで離婚するものじゃない」と持論を展開していた。いわく、アレクの浮気は防げるものではなく、いちいち怒っていては身がもたないし、無駄骨である。しかし「リピーターはダメ。同じ女性と何度も浮気するのはNG」というルールを設けているそうだ。
変わった夫婦といえば、宮迫と同じく芸人の東野幸治も「風変わり」とされる。東野は若手時代の91年に結婚し二女をもうけた妻と01年に離婚、しかし04年から再び同居するようになり、11年に再入籍した。その妻が、ホストクラブに頻繁に通っていることが週刊誌に報じられたことがあるが、東野公認だという。また、おぎやはぎの小木博明も、妻のサパー通いを面白おかしくネタにしている。
13年放送の『私の何がイケないの?』(TBS系)に出演した俳優の谷隼人と松岡きっこ夫妻は、妻が夫の浮気を容認していると発言。というのも、80年に結婚した二人だが、86年に谷がある女性とのキス写真を撮られ週刊誌報道された。マスコミの取材を受けた松岡は、「相手がどなたでも主人が選んだ人ですから私が文句を言う筋合いでもない」と応じた。
結局、夫婦にもいろいろある。亭主関白な家庭もあればそうでない家庭もあり、過剰な束縛をしたがる、または望む妻や夫もいるだろうし、自由に家の外に出たい妻や夫もいる。それぞれに適応した夫婦関係を結べれば良いのだろう。
(清水美早紀)
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