そこに恋は生まれるのか
〈Tinder〉は「いざ、婚活!」って感じじゃないから、ユーザーそれぞれの目的に差がありまくるっていう印象です。実際に私が悩まされたのはそこ!
セックス目的の奴はわかりやすいじゃないですか。前述した通り、事前やりとりの時点でわかります。そんな人は、セックス目的だったら会えば良いし、違うのならブロックすればおしまいです。でも、「え、なにこれ、なに目的?」っていう人と会った時が一番悶々としました。飲みに行って毎回家には泊まるけど何もないとか、毎週決まった曜日にデートしてるけど好意が微塵も感じ取れないとか。
私、2人で飲んでる時に「明日なにも予定ないんだよね~」なんて、これみよがしに夜更かし出来ますアピールとかしましたよ! これが世に言う草食系男子なの? 添い寝フレンドなの? そういう奴に限ってTwitterに「キュンキュンする恋愛してぇ」とか書いてるんですよ! あ、私はTwitterでフォローせずに非公開リストに入れて、定期的に相手のツイートをチェックするストーカーです。
「マッチングアプリ」って一括りにされますが、利用者の目的は婚活、恋人探し、セフレ探し、ビジネス、友達作り、合コンメンツ探しなどなど、それぞれバラバラなんですよ。「面白そうだからとりあえず使ってみた」って人もいるし。その結果、「アプリで出会って遊ぶようになったけど好きではない。でもまぁ嫌いでもないから会う」みたいなぬるい関係性が生まれちゃうんです。冷静に分析したらより悲しいわ! ほとんどの人が、なんとなく「この関係どうなるんだろ〜」ってままフェードアウトしていくし!
めちゃくちゃハマってた時期は去年の春から夏なのですが、こうやって思い返すと懐かしいなぁ。
〈Tinder〉で一番最初に会った下北のイケメンお兄さん、マルチに騙されそうになっていた新卒くん、「俺のこと好きなの?」と聞いてきた三十路男、アプリを使ってタイで女抱きまくってた大学生……。相手にされなかった人も、相手にしなかった人もいるけど、みんな今ごろどうしてるのかなぁ。いい人と出会えたのか、それともまだマッチングアプリの海をさまよっているのか。
と、いろいろ書きましたが、マッチングアプリの中でも有名な〈Tinder〉は、他のアプリに比べてチャラいイメージがある一方で、実際に付き合ったって話も聞きます。「成婚率」は低いかもしれないけど「恋人できた率」は結構高いかと! 重くないからこそ「とりあえず付き合おう〜」って人はいるんだろうな。
ともあれ、〈Tinder〉を使っていろんな人と出会ったり、出会った人とのコンパでさらに出会いを増やしたり、同じくハマってる友達とネタを交換し合ったりなど、たくさん経験を積ませていただきました! うん、まぁ今のところ婚活には繋がってないけどね!
よし、そろそろリアルの世界の出会いの場に繰り出すぞ!