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先日、「風俗嬢にとっての『いいお客さん』『悪いお客さん』の違い」について書きましたが、今回は、現役性感エステ嬢の私が今まで出会ってきたお客さんの中で、特によく覚えている人たちのエピソードを書いていきます。
まず先に、性感エステは、風俗の業種の一つで、一般的なプレイ内容は、女性キャストがアロマオイルなどを用いて男性客に全身マッサージを施し、最終的に手コキなどで性的サービスを行うというものです。私が所属しているお店は、「何もしなくても気持ちよくなれます」を売り文句に、男性客が完全に受け身になるプレイ内容になっていて、キャストの体に触れることはNG、キスやフェラチオなどのオプションもなく、それを女性に強要することも禁止しています。
新婚の自宅に風俗嬢を呼ぶお客さん
私はデリバリー型のお店で働いているので、ドライバーさんの車でお客さんが宿泊しているホテルや御自宅に伺ってお仕事をします。
幽霊が出そうなくらい古びたラブホテルに呼ばれることもあれば、一度は泊まりたいと夢見ていた高級シティホテルに呼ばれることもあります。おかげで、デリバリー圏内のホテルであれば、お手洗いの場所やエレベーターの場所はほぼ把握しています(笑)。
御自宅に呼ぶお客さんも多く、そのほとんどが独身の方や単身赴任の方ですが、中には奥さんや彼女と住んでいる部屋に呼ぶ強者もいます。そんな時は、「髪の毛一本落とせない」、「万が一、奥さんが今帰ってきたら私包丁で刺されるかもしれない……」と、気が気ではありません。本当に勘弁して欲しいです(泣)。
一度、明らかに新婚さんの部屋に呼ばれたことがありました。
玄関を開けたらベビーカーが置いてあり、リビングには子供のおもちゃが散らかっていて、寝室にはそのお客さんとウェディングドレス姿の綺麗な女性が写った写真(どう見ても最近の写真)が沢山飾られてありました……。
「奥さん、どこかに出掛けてるんですか? 突然帰ってきたりしませんよね?」とお客さんに怯えて聞いたら、「大丈夫。実家に帰ってるから」と一言……。「実家に帰っているというのは奥さんのトラップなのでは……」とか、「新婚さんのベッドでこんなことしたらバチが当たりそう」と、プレイの時間中ずっと良からぬことを考えてしまい、生きた心地がしませんでした(泣)。
奥さんや彼女がいても風俗を使いたいのなら、せめて自宅ではなくホテルで呼んで欲しいと心底思います。