
(C)ふわふわのイス
お久しぶりです。隔週連載のはずが、幽霊連載と化しそうでした……。ご無沙汰してます、ヒラマツです。楽しみにしていただいていた方には、間を開けてしまい大変申し訳ありませんでした。年末の仕事がなんとか落ち着いたかという頃に、引っ越しなるイベントをしておりました(笑)。そして年が明けてからは新居での生活を落ち着かせる暇もなく、仕事に追われたり、苦手な役所にも足を運んだりしておりました……。
そんなこんなで、今回は家族観インタビューのリライトが(こんなに間を開けたにも関わらず)間に合っていないこともありますが、子供と2人での引っ越しをしてみて色々あったので(苦笑)、シングルマザーの引っ越しと、児童扶養手当のことについて、少々書いてみようかと。
まずは「引っ越し編」として、引っ越し・賃貸契約までのお話を。
シングルマザー+2歳児の家探し
私は、去年末まで姉家族と同居をしていました。姉+姉のパートナー男性+姉たちの子供+私+私の子供という5人暮らしを、賃貸の一軒家で営んでいたのです。そんな暮らしも、お互い助け合えるし、家賃や光熱費は安く済むので助かっていたのですが、ちょっと間取りが変な家だったこともあり、全員で折り合いをつけながら暮らし続けるのは不都合があるよね、と、話し合いをして、私と子供はその家を出て、近所に別の部屋を借りることにしました。
物件探しは去年9月に開始しましたが、しかし、問い合わせる端から、「二人入居はちょっと……」「お子さんが小さすぎます……」の連敗を重ねていきました。私たちの生活費から逆算すると、予算的にワンルームのアパートがもっとも現実的な候補。とりあえず予算・間取り・立地の良い物件に片っ端から問い合わせるという方法で探し始めましたが、まさかこんなに取り合ってもらえないとは……という感じでした。
断られる理由は明確で「ワンルームは基本的に単身者の入居を想定している」こと、もしくは「カップルなどは想定の範囲内だが、子供が2歳というのが小さすぎる」の2つでした。まぁ、返す言葉はありませんでした。ただ、全然話が進まないなりに、幼児持ちという家探しハンデのある人間が抑えるべきポイントもなんとなく見えてきて、大変勉強になりました。
まず、大手不動産屋さんのカウンターを訪れるとよく言われる、「情報源はどこも同じですから、違う店に行けば違う物件を紹介してくれるってことはまぁありません」というアレ、鵜呑みにしないことですね……。というのも、確かに不動産屋さんが情報源としているのは不動産業者向けのデータベースで、どこに行ってもお店の人はそれを見ています。情報源が同じというのは、その通りだと思います。しかし! じゃあ「同じ情報源」を見ている担当者が、全員しっかりその情報をくまなく把握しているかというとそうではありませんし、「頑張って調べてくれる」担当者さんに出会えれば、良い部屋を見つけることができます。窓口の方が「頑張ってくれない」ことには、まず、見つかりません。