セックスレスーーなかなか悲しい響きの言葉です。
しかも、なぜか仲が良くコミュニケーションが円満なカップルほど、セックスレスになりがちだったりします。一体、どうしてなのでしょう?
ホルモン的に見ると、これは女性ホルモンの一種である「オキシトシン」や「プロラクチン」の影響、ということになります。セックスレスになるカップルの場合、男性の側にこのホルモンが多い、という特徴があるのです。※男性の体内でも、女性ホルモンは微量ながら分泌されています。
「オキシトシン」は「愛情ホルモン」とも呼ばれ、当連載第2回でも解説したとおり、性欲よりは愛情を高めるホルモン。「プロラクチン」は、「乳汁分泌ホルモン」と呼ばれ、授乳時に乳腺に作用して、母乳の分泌を促す作用があります。同時に、次の妊娠を抑制するため、性欲を減退させる効果もあります。授乳期に母親が次の子どもを妊娠してしまうと、育児放棄に繋がりかねないため、妊娠したいと思わないような仕組みになっているのです。
つまり、このホルモンを多くもつ男性の場合、女性に対して精神的な愛情を注いではくれても、性欲が減退して抱いてくれなくなる……ということが起こりやすいのです。
こうした男性は、AVを見てもさほど興奮しなかったり、子犬や子猫、子どもなどを見たときに思わず抱き上げてしまうような行動をとりがちだそう。
「私のパートナーって、そんな感じかも……」と思ったら、深みにハマらないうちに関係を切り上げるか、性欲を増進させる男性ホルモン・テストステロンを増やす食材を与えるとよいかもしれません。
ちなみに、テストステロンを増やしてくれるのは、ゴボウや自然薯などの根菜類、ワカメやヒジキなどの海藻類、納豆やオクラなどのネバネバ系の食品、そしてアボカドやニンニクだそう。最近お疲れ気味の彼にも効きそうです!
(文=きづき桃)
【女子ホルモン部バックナンバー】
第11回/ミニスカ生脚に弱い男たちを責めないで!? 露出女がモテる本当の理由
第10回/巨乳でセクシーな女性ほど、ハゲマッチョな男性に魅かれる法則
第9回/意外とかわいい柄、そろってます。女子用ふんどしがセクシー美人を作る!
第8回/いつまでも若くてステキでいるために! キスの絶大なる効果を再確認
第7回/Tシャツに染み付いた男の体臭が教えてくれる、ふたりの相性
これ以前の回は、こちらから!