
Photo by Victoria Goldveber from Flickr
2013年版の厚生労働白書には「異性の交際相手も友人もいない割合は男性で約6割、女性で約5割に上っている」という内容が盛り込まれる予定だそうです(読売新聞)。この数字、どこかで見覚えがあるな……と思っていたら、当連載の「『ライトにヤレそうな女』が『めんどくさい女』に変わる無慈悲」にて触れたデータと同じものが使われているようでした。
あらためてこのデータを眺めながら、自分の職場の同期の独身男性(アラサー)の顔を思い浮かべてみると、みんな見事に彼女がいない。逆に既婚の同期男性の結婚相手は、学生時代から付き合っていた相手とそのまま結婚したケースが多く、この未婚男性と既婚男性の対比は「就職すると出会いの機会が限られてきて、チャンスが必然的に減ってしまう」という状況を実感します。
「週イチで合コンをしている」だとか「社会人のサークルに参加している」だとか、そうした仕事以外の活動に積極的な人であれば、いくらでも出会いのチャンスは作れるでしょう。でも、これにはそれなりのエネルギーが必要になってきます。「草食系男子」という言葉が一般的なものになっていても、そうした「出会い」の場においては、男からアプローチをしかけるのが実際のところです。さまざまなメディアで「肉食系女子による草食系男子の攻め方」が提案されていたとしても、男子が草を食いながらぼーっと「肉食女子待ち」をしていたところで、勝手に女の子からアプローチをしてくれる……などという事態はなかなかやってこない。
「異性のいる飲み会の場を頑張って盛り上げるのも疲れるし……それなら家でYoutubeを観たり、スマホでゲームしていたほうが疲れなくて楽しいや……ずっとひとりの方が楽だ……」。出会いのない(というか機会を作らない)独身同期のリアルな気持ちとしては、そうした意見があがっています。