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私が風俗嬢になったワケと、「元風俗嬢」が背負っていくもの

【この記事のキーワード】

風俗嬢になって、貯金どころか贅沢をしただけの最初の数年間

夢を叶えるためのお金を稼ぐはずが、1年後、お金はほとんど貯まらず、浪費癖がひどくなっていただけだった。

仕事のストレスもあったけど、一流企業に就職してバリバリ働いている高校の友人たちと自分を比べて虚しく感じる気持ちが強烈にあり、せめて衣食住は彼女たちと同じような暮らしをすることで、自分を満たしていたのかもしれない。

そのくせ、仕事が嫌になったら長期で休んで、お金がなくなったら仕方なく出勤してということを繰り返し、そんな生活でお金が貯まるわけもなかった。自分でもどうしてそんな馬鹿なことをしていたのか分からない。真面目に出勤すれば、多少贅沢をしても確実にお金を貯められる額を稼げるのに、「毎日出勤したら精神的に病むから」と自分に言い訳をしていた。かと言って他のアルバイトをする気にもなれず、ただただ毎日を無駄に消費していただけだった。

結局私は、贅沢をするためだけに数年間も費やしてしまったのだ。

風俗嬢としての賞味期限

「手に入らないものばかり欲しがって、人生失敗しちゃった」

つい最近TVドラマで聞いたセリフ。私のことだと思った。

一体私はいつまでこんなことを続けるんだろう。

お金を貯められないなら、この仕事をしている意味なんてないのに。

仮に貯めて今更大学に行ったところで、意味あるのかな。

履歴書にこの数年間のこと、何て書けばいいの?

いつからか、年齢を重ねることに恐怖を感じるようになった。

何も手にしていないのに、ただただ時間だけが過ぎていく。

今はまだ20代だからいいけど、このままダラダラと続けていったらいずれ加齢が顔に出て、この仕事で稼ぐのが難しくなる。

今が永遠に続いたらいいのに、なんて考えるようになった。

ただ、年齢を意識するようになってから、自然と贅沢をすることが少なくなった。

気分の問題でお店を休むこともなくなった。

自分のこの仕事での賞味期限を考えたら、そんなことをしている暇はないと思うようになったからだ。

そして最近また大きく心境が変化して、近いうちに辞めようと思うようになった。それは一カ月後かもしれないし、数週間後かもしれない。以前から「この仕事をしたことをマイナスだけで終わらせないように、○百万円貯めてから辞めよう」と思っていたけど、私の場合、どうしてもこの仕事を好きにはなれないし、お客さんとの時間を無意味な時間だとしか思えず、それならもうこれ以上人生において無意味な時間を積み重ねるのはやめようと思ったのだ。

幸い、長年性感エステ店に勤めてきたことでマッサージの技術は習得しているし、辞めてもしばらくは普通のマッサージ店でバイトしていこうと思っている。バイトをしながら空いた時間を使って、長年夢見てきた仕事に就けるように努力していくつもりだ。

厳しい道であることは覚悟しているが、風俗の仕事を続けながら目指していくよりも、贅沢出来る環境から自分を離して向き合ったほうがいいのではないかと思ったのだ。もっと早くこう思えていたら良かったのだけど。

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