雑魚は相手にするだけムダ、どうでもいい男にモテても無意味だと強気を見せる一方で、実は彼女は「好きな男」にはとことん弱いのではないか。自分が選ぶのではなく、男に選ばれる側であることに自覚的。「流行」より「男ウケ」を優先。「いつもオトコの視線を意識していたい♡」が、「1人のときはカレのことはほとんど考えてない」があざといGirlだというが、彼女自身がそうでありたかったのだろう。妙に保守的な考えがところどころに出ていて、たとえば『浮気されたのは、案外自分のせいかもね』という項が象徴的だ。
「(女性側に)だらしなさが蓄積されてしまっているのなら、カレの目が新種のこぎれいなオンナにいってしまうのもある意味仕方ない」
「オトコは戦場(仕事)から帰ってきたときに、かわいい彼女がいればほっこり癒されるものなのです」
「あなたがカレのホームになれるよう、つねに温かい気持ちとキレイなボディで出迎えてあげて。そうすれば、カレはずっとあなたを手放さないはずよ♡」
また、“草食男子”が増えている、ということについても触れ、「もっともっと女の子たちが、男の子の自信をとり戻してあげなきゃいけないって思う。それにはまず、オトコを立てることからはじめましょ」。
恋愛の駆け引きや“自分磨き”だけでなくセックスや愛撫についても多くのページを割いている同書。そこにもやはり、「子宮がうずいたらやっとけ」等の強気な文言が並ぶのだが、かと思えば次のように、メンタルは受け身なのだ。
「ベッドでもしっかり『あざといテク』を使って魅了しなきゃダメ。『また誘いたい』『またやりたい』『このままずっと俺だけのものにしたい〜』と、オトコから懇願される秘訣」
ちなみに、さらりと過去のDV被害も明かしている。
「(セックスに関しては)何を強要されても『ノー』といってはいけない、と初期教育を受けているので(笑)。イヤだというとカレが殴るしコワイから、『ノー』といえなかった……」