不正受給というのは、実際には生計を同じくする男女で困窮していないのに、所得の低いほうがひとり親を装って児童扶養手当を受け取るようなことです。そういう人も世の中にはいるでしょう。不正受給者に税金が割り当てられることに、市民感情として怒りを覚える人が多いことも理解できます。しかし一律に「男女がひとつ屋根の下に住んでいるなら事実婚だ」と決めてしまうのは乱暴すぎます。
確かに、最初からどんなケースにも対応できる完璧なルールを! というのは無理だと思います。この問題に投入できるマンパワー、というか人件費(税金)が限られていることも大きいです。それでも、随時バージョンをアップデートしていくように、柔軟な姿勢で対応していただくことは出来ないでしょうか。
その後の区の対応
そして先日、区の担当者の方から返事をいただきました。が、残念なことに、到底納得のいく内容ではありませんでした。次回ご紹介いたします。
役所にとって、【お父さん+お母さん+お子さん(+祖父母)】の家庭こそがスタンダードであるため、私は未婚のシングル子持ちということで非・スタンダードゆえ、適切な対応が用意されていないのかもしれません。ここ数年で私にとって、役所というものは、応答の節々でハラスメントに晒される嫌な場所になってしまいました。「母子手帳をもらうとき」や「出生届を出すとき」など、何をするにも、“どんな”非・スタンダードなのか、“何故” 非・スタンダードなのか、と根掘り葉掘り説明を求められるし、この国では本当に珍獣みたいな扱いを受けるんだなぁと思わざるを得ません。(珍獣て……苦笑)
ああ、もうそんなこと(シングルであることが問題だなんて)考えなくてもいいくらい、パスしてすっ飛ばしたいですね。ではでは次回、区からのお返事にツッコミを入れる回になる予感! この状況をスンナリパスできないなら、もうネタにするなり、お金に変えるなり、するしかないと思うので、しっかりネタにしようと思います。アデュー!