
海外で休むが吉。
歌手で俳優の山下智久が9日、都内で行われた出演映画『テラフォーマーズ』(4月29日公開)のPRイベントに登場した。久々の公の場となった山下だったが、「会場に詰め掛けたファンは山下ファンの女性ばかり。歓声の大きさは山下がダントツで、主演の伊藤英明も何かと山下に気をつかい、シメのあいさつも山下だった」(イベントを取材した映画ライター)というから、タレントとしての人気度は落ちていない。
しかし今年は、彼にとって正念場となるだろう。
1月に突如表に出たSMAPの分裂・解散騒動では、結局、SMAPのチーフマネージャー・飯島三智氏が、騒動の責任を追う形でほぼ“追放”のような形で同月いっぱいでジャニーズ事務所を退社。山下はSMAP、Kis-My-Ft2とともに飯島氏がマネジメントしていたが、もろに退社の余波を受けてしまった。
「『テラフォーマーズ』のPRイベントのスケジュールは、飯島氏の在籍していた昨年のうちにすでに決まっていたが、今年の山下は不安要素が大きい。公式サイト上で発表されている仕事はラジオ1本のパーソナリティーとファッション誌1誌の連載企画のみで、CMはトヨタ自動車などの3社と契約があるがすべて飯島氏が取ってきた仕事。1月末にベストアルバム『YAMA-P』がリリースされたが、歌手活動もしばしお休み。今年はいまのところ、映画の初日舞台あいさつ以降の仕事は白紙の状態だという」(芸能プロ関係者)
そうなってしまったのも、事務所が積極的に営業をかけていないーーつまり「干されている」のが理由だともっぱら。だが、飯島氏の退社・独立騒動が表面化したとき、「僕は(飯島さんと)関係ない!」とジャニーズ事務所に残る意志をすぐさま表明したのも山下だったことは、メリー喜多川氏発信の雑誌記事にはっきりあった。忠誠を誓っても、すぐに「推される」わけではないということか。
「山下については、これまでの素行が悪すぎたことが尾を引いている。事務所幹部の苦言を聞き入れず、揚げ句の果てにはスジの悪い輩連中に絡まれるような形で、相手方の携帯を盗んで壊す事件を起こし書類送検されてしまった。ほかにも、女性スキャンダル、さらにはメンズスパで女性従業員に性的サービスを要求し出入り禁止になったことを週刊誌に書き立てられるなど、問題児ぶりばかりクローズアップされた。それに今年もっともプッシュされる予定なのはHay!Say!JUMPの伊野尾慧。山下は昨秋~冬に連ドラ主演も張っていたわけで、しばらくは“なるべく目立たずに”という条件で休暇をとるのが妥当です」(芸能記者)
今このタイミングで何かスキャンダルでも起こしたら、クビにリーチがかかるのは間違いない。おとなしく過ごせるだろうか。