
韓国サウナは男女一緒のところが多いけど。Photo by Taehoon Kang from Flickr
すでに日本のK-POPファンにはおなじみだが、韓国にはアイドルが好きすぎるあまり、私生活にまで入り込み激しく追いかけるファンがいる。侵入、盗聴、盗撮は当たり前! 過激上等!!! な彼女たちのことを、韓国では「私生(シセン)ファン」と呼ぶ。
・お気に入りのアイドルの隣に引っ越して、24時間監視
・アイドルが車から降りて来てくることを狙って、わざと接触事故を起こす
・カード会社に入社して、カードの利用状況を逐一チェック
なんてまだまだ序の口、
・寝ている間に侵入して頬にキス
・生理血書を送りつける
などなど、聞いているだけでも震えが止まらない、恐ろしくて、気持ちの悪すぎる問題行動の数々は、ニュースで取り上げられることも多い。
最近では、シセンファン化した日本人も少なくないそう。ここらへんの事情に詳しい留学生のエミさん(京都出身、22歳)にいろいろと教えてもらった。ちなみにエミさんは人気グループEXOの大ファン。EXOを近くで見たくて韓国留学を決めた。
「私はメンバーが登場するイベントや試写会に行って応援する一般的なファンです(笑)。でも同じ学校に通う日本人留学生のなかには、プライベートまでしつこく追いかける子たちも多くてびっくり。本人たちは『シセンファンじゃない』って言うけど、やってることを聞くと立派なシセンファンじゃん! って思います(笑)」
日本人ファンも負けていません。
エミさんが日本人シセンファンの行動で最も驚いたのは、チムジルバン(韓国版健康ランド)への潜入。
「夜遅くに友だちとチムジルバンに出かけるアイドルを尾行して、中でリラックスする姿を盗撮したんです。でも彼女たちが実際に盗撮したわけではありません。アイドルは男女別のチムジルバンを利用するので、彼女たちは中まで付いて行けません。そこでタクシーの運転手さんに仕事を依頼。お金を渡し、盗撮してもらったそうです。そのとき払ったお金は30万ウォン(約3万円)! 『運転手のオジサンががんばって、◯◯君の寝顔を間近で撮ってくれた~♡』って喜んでましたけど、見つかったら大問題になったはず。そこまでして寝顔の写真がほしいってのが理解できない」
ただ日本人シセンファンは寝顔以上のものを狙っていたので、この日は不完全燃焼に終わったのだとか。
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