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「他人のために家事したくない」「友情よりも恋愛をとる」広瀬アリス・すず姉妹の正直発言は時代の必然?

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『17才のすずぼん。』集英社

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 23日に都内で行われた「シーブリーズ2016新CM発表会」に、女優の広瀬すず(17)が出席した。

 同CMのテーマは「三角関係」ということで、作中で広瀬は俳優の中川大志(17)と松岡広大(18)に想いを寄せられる役柄を演じる。また、そのテーマにちなんで、会場では「もしも友達と三角関係になったら友達と恋愛のどちらをとるか?」というアンケートが紹介された。結果、「友達を選ぶ」が74%であったが、広瀬がここで次のように発言し、話題になっている。

「絶対嘘だよ。だって、気持ち抑えられますか? 26%の人は心が素直だと思うんです」

 堂々「友達よりも恋愛をとる」と言い切った広瀬、これが彼女の本音なのか、場を盛り上げるためのリップサービスなのかはわからないが、ネットでは「正直でいい」「これからも危うい本音キャラを貫いてくれ」と好意的な反応が出ている。

 彼女が“危うい本音キャラ”と言われているのには、度重なる過去の発言が関係している。昨年6月、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に出演した際、照明スタッフについて「どうして生まれてから大人になったときに、照明さんになろうと思ったんだろう?」、そして音声スタッフにも「何で自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けてるんだろう」「大人になって年齢を重ねると共に、本当に声を録るだけでいいの?」と思っていることを明かし、視聴者から「スタッフに失礼」「世間知らず」と大バッシングを浴びた。広瀬はこれについてTwitterで謝罪したものの、その後彼女が声優を務めるアニメ映画『バケモノの子』からの降板を求めるオンライン署名活動が発足するなど、騒動は長引いた。

 ちなみに彼女の姉である広瀬アリス(21)も、公の場での発言で物議を醸している。アリスは今月14日、スペシャルドラマ『ひこうき雲』(NHK BSプレミアム)の試写会に登場したが、そこで「結婚願望は全くない」「私は自由に生きたい。家族とはいえ他人のために家事はしたくない」とコメント。するとネットで「わからなくもないけど言い方が悪い」「家事と育児をバカにしてる?」と批判が殺到した。

 またアリスは、とあるインタビューで「妹とケンカした時には容赦なく体当たりしますよ」と発言している。一方のすずも以前Twitterでアリスとのケンカを中継し、対してアリスもブログですずを怒ったことを明かしたことがある。人にどう思われるかをまったく気にしていないような発言をし、開けっ広げにケンカするなど、広瀬姉妹はよくも悪くも正直な性格なのかもしれない。テレビドラマやCM出演など、「女優」でも高い好感度を求められる時代に、優等生ぶる言動をとらない広瀬姉妹は奔放にすら見える。

 当然の結果として、一連の発言は叩かれる原因ともなり、すずに至っては弱冠17歳にして「嫌いな女優」として名が挙がることも多いが、心にもない優等生発言で虚像を固めるよりは、飾らない態度を表明し続けるほうが、長い目で見れば活躍しやすいだろう。昨今の不倫騒動で自己保身のための嘘をつき、イメージダウンに拍車をかけている芸能人の例もある。時代の空気によって、求められる女優の姿もどんどん移り変わっていくものだ。正直すぎる発言が「彼女はそういう人だから」と受け入れられるようになる日も近いかもしれない。

(ルイコスタ松岡)