先日、銀座の鮨店「結」にお邪魔しました。“食のエンターテイナー”と呼ばれる親方の柳博史さんのお料理は「美味しいっ!」という味の感動だけでは語れない「何か」を感じさせてくれました。
その「何か」とは、とても官能的でオーガズムのような感覚。以前、世界最高貴腐ワイン『シャトー・ディケム』を初めて飲んだ時にも「イケちゃうかもしれない……」と今回と同じような感覚に襲われたことがあります。オーガズムを迎えるちょっと前の、快楽物質が脳内にじゅわ〜っと広がる、あの感覚です。
一体、この感覚は何なのでしょうか……。そこで今回は、「極上に美味しいと感じた時と性的刺激でオーガズムに達する時の関係性」についてです!
快楽回路が活性化しやすい代表的な行動とは?
神経科学者のデイヴィッド・J・リンデン氏は、生物にさまざまな快感を与える「内側前脳快感回路」と呼ばれる脳の領域について研究し、『セックスやひとりエッチなどの直接的な性行為を行わなくても、脳内の内側前脳快感回路は活性化する』と述べています。
・セックス
・マスターベーション
・ランナーズハイ
・ギャンブル
・成功体験や報酬の受取
・ドラッグ
・買い物
・祈りや瞑想
・高カロリーな食事
・学習
リンデン氏いわく、これらの行動によって得る快楽は、手段は違えど脳内で起きている現象は同じなのだとか。そもそも、何らかの情報を得ただけでも快感回路は刺激されているとのこと。人によっては「痛み」「苦痛」としか感じられないSMプレイが成立するのも、そんな脳の機能によって快楽に変えてしまうからなのですね♪
また、ラトガーズ大学のコミサリュック教授は『女性は思考によってオーガズムを迎えることができるか』という調査を行いました。すると、実際に思考によってオーガズムを迎えた脳の動きを確認し、膣部においても血流の著しい上昇を観測しています。
教授たちの研究結果によると、食事や思考など、性的刺激を得なくてもオーガズムを得ることは可能なようです。さまざまな快感を自分でコントロールできるような“オーガズム力”を身につけたら、プレイの可能性も広がるかもしれませんね♡