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判然としない「亭主関白」と「モラルハラスメント」の違い。ジョージは、まことは、西島秀俊は…

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彼らはモラハラ夫か

 似て非なるものだといわれる亭主関白とモラハラだが、判然としないケースも多々存在する。昨年放送された『私の何がイケないの?』(TBS系)で、ものまねタレント・栗田貫一(58)が『最凶の超亭主関白夫』と紹介され、その妻への態度に注目が集まった。ショッピングモールでの買い物時に「早く買えよ、腹減ったよ」と妻を急かし、自分の購入した物は全て妻に持たせる、ものまねの練習中に妻から「ものまねしてた?」と聞かれ「殺していい?」「もう本当、失礼極まりなくない? 『今のものまねしてたの?』っていうレベルだぜ!」と怒り始めるなど……。関白宣言的な優しさは微塵も感じられない。

 また2014年に16歳年下の一般女性との結婚を発表した俳優・西島秀俊(45)には『結婚相手に求める7カ条』が存在するとして当時盛んに報じられた。「メールの返信がなくてもOK」「1カ月半会話なしでも我慢すること」「女の心情の理解を求めない」……などなど。シャ乱Q・まこと(47)とタレント・富永美樹(45)夫妻も『私の何がイケないの?』に出演した際、まことが富永に様々なルールを科していることを暴露した。妻の露出は絶対に許さず、富永のクローゼットにはスカートがない。特に、下着に関しては注文が多く、ベージュや白、茶色などの地味な色しか身につけてはいけない。さらにネイルやつけまつげ、永久脱毛禁止。門限は夜の10時。まことは「人妻になったからにはセクシーさは必要ない。何も束縛していない」と堂々とした態度なのである。

 西島秀俊と同じく複数の条件を付き合う女性に求めると公言していたのは、かつてのロンブー田村淳(42)。105カ条もあり、細かいものでは「ヘアブラシに髪が絡まってるのはだめ」「洗顔の仕方が上手」等。今田耕司(50)には39カ条あり「よく遊ぶ場所が六本木・西麻布でない」「タトゥーを入れている男友達が多くない」など素行面での条件が多いが、田村の条件も今田の条件も、結婚を決めた女性に我慢を強いる類いのものではなく、付き合う前段階で見極められるものばかりで、亭主関白という枠からは外れるだろう。

 妻に要求はするが自分も妻に与えられるものを与える、ギブアンドテイクの関係が亭主関白であるならば、モラハラは、要求はするが自分からは与えない、もしくは与えたつもりになっているが妻には届いていなかったり単なる押しつけだったりという、一方通行の関係なのであろう。そしてしばしば「恐妻」というワードも話題になるが、これもカカア天下、しっかりものの妻という枠を超えて夫への人格攻撃などをしていれば立派なモラハラではないだろうか。そもそも千差万別の夫婦に正しい在り方など定めるべきではないが、明らかな苦痛を与える言動が頻繁に繰り返される家庭は、家族や周辺人物の心身を病む。

 最近でこそモラハラという言葉が浸透し、亭主関白との線引きも論じられるようになったが、過去の日本においては、妻への要求に加えて人格攻撃等を繰り返すモラハラ夫も「結婚はそういう理不尽なものだ」として片付けられていたのかもしれない。

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ブログウォッチャー京子

インスタウォッチが日課の子持ちライター。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています

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