TBSが、『朝ズバッ』みのもんたのセクハラ疑惑で揺れている。8月30日の放送終了間際に、みのが吉田明世アナウンサーの臀部を触っているような映像が流れ、騒動に発展したこの疑惑。みのはセクハラを否定し、吉田アナが「トチった」ため、「少し体を押した(=注意した、からかった?)」と説明しているが、東京五輪の開催決定という大ニュースを報じた日である9月9日から、突然一週間の【夏休み】を取ることに。みのは8月9日から16日にすでに今年の【夏休み】を消化していたうえ、前週の金曜に何のアナウンスもなく、唐突に姿を消したことから、事実上の謹慎ではないか、と憶測が流れている。
これまでにもみののセクハラ被害に遭っていた女性アナウンサーは少なくないようだ。元TBSアナ青木裕子の夫であるナインティナイン矢部浩之は、ラジオ番組で「全員にセクハラするわけじゃなく、ターゲットが決まってるんだって」と暴露していた。のみならず、大御所タレントの非常識な態度を見過ごして来た番組スタッフおよびTBSの体質にも非難が集中している。誰も「女子アナ」を守ってはくれないのか、と。
一方、TBSとはまた違った意味で、女性アナウンサーが戦っているのがフジテレビだ。2〜3年で寿退社せず、長く看板アナとして人気を誇った高島彩と中野美奈子が抜け、その後も実力派の長野翼や高橋真麻、平井理央も退社、本田朋子も今月末で去る。今もっとも人材不足が叫ばれている局かもしれない。エース級の活躍をする加藤綾子以降、若手の女性アナウンサーが育っていないという声も聞こえる。内部でも相次ぐ先輩たちの退社で、「派閥争い」が激化しているというから穏やかでない。特に、2011年入社の三田友梨佳アナが陰湿なイジメを受けて参っていると、一部週刊誌が報じたことも。
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