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実家セックスで「もっと声出していいよ」と勧める男性たちの謎

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ルミコタイトル

 実家に住んでいた学生時代。その頃は、よく“実家セックス”をしていました。

 私も相手も学生の場合、気軽にラブホに行けるわけでもないし、セックスするとしたら青姦やどちらかの実家で、ということになります。とはいえ青姦はできれば避けたいので、結局実家でセックスするしかなくなるのです。

 その場合、彼の家族がひとつ屋根の下にいることもあります。となると「家族にバレようにできるだけ喘ぎ声を抑え、なおかつ物音を立てないように静かにセックスする」というのが暗黙の了解だと思っていました。しかし、私が声を殺していると、「もっと声出していいよ」と言ってくる男性が少なくなかったのです……。

 なぜ家族にセックスしていることがバレるような行為を勧めるのか? 例え気づいた家族が何も言わなかったとしても、家族に性的なことを勘付かれるって気まずくないか? 少なくとも私は気まずいぞ。

 いや、「家族がいる1階まで喘ぎ声が聞こえるわけがない」と信じ切っているのかもしれない。それは「2階にある自分の部屋で大声を出した後、1階にいる家族に『今の声、聞こえた?』と確認する」などの実験をし、「絶対に聞こえていない」とわかった上で言っているのか? いや、そんなわけない。「多分、聞こえないっしょ」くらいの考えだろうな……危険すぎるだろ!

 はたまた、もしかすると私が「気持ちよさを我慢している」「本当だったらもっと喘ぐはず」「だったら、自分がそれを解きほぐしてあげなければ!」という正義感的なものなのか? 確かに我慢はしているけど、家族にバレるよりましだよ!

 当時の私はここまで深くは考えず、彼のリクエストに答えたいけど、家族にバレるのも嫌だとして、結果的に「(ああ……)」と蚊の鳴くような声で喘ぐことで乗り切っていました。

 一人暮らしを始めてからは、誰にもバレずにいつでもセックスできるスペースがあるし、さくっとラブホにも行けるので、実家セックスをする機会はほぼなくなりました。が、先日セフレの実家で久々のそれをしました。

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Lollipop-Rumiko

通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。