
気楽に遊べる相手が必要なときも。Photo by Steve Bozak from Flickr
韓国にも出張ホストがある。韓国で暮らす日本人女子、特に20代の女性のなかには、この出張ホストにハマっている子も多いらしい。
韓国では出張ホストのことを「호빠(ホッパ)」と呼び、カンナム(江南、ソウルのおしゃれエリア)やホンデ(弘大、ソウルの学生街)など飲み屋街に行くと、「호빠♡ 010-XXX-XXXX」と大きく携帯番号が書かれたチラシが道にばらまかれているのをよく見かける。いきなり携帯番号とは! これは、なかなか電話するのに勇気が必要だ。
「私かけたことあるよ~」と明るく教えてくれたのは、韓国暮らし2年目のミズキさん(24歳)。クラブの帰り道にチラシを拾い、ノリでかけてみたそう。
「ワンコールぐらいで低い声の男性が出てきて、最初は驚いて切っちゃいました(笑)。でも面白くてすぐにかけ直したんです。電話に出た男の人と30分後に近くのカフェで待ち合わせることになりました」
待ち合わせたカフェに先に着いたミズキさん。「そういえば値段を聞いていなかった」と思いながら待っていると、電話で聞いていた通りの人が入って来て、すぐに彼だとわかったという。
5分後には、好きになる。
「真っ赤のトレーナーとは聞いていましたけど、まさかあそこまで真っ赤とは(笑)。ひとり心の内で『ポストかよ!』ってツッコミましたよ。背は175cmぐらいあってスタイルはそこそこいいけど、顔は、やるせなすの石井ちゃん似で微妙。でもやたら自信満々でカッコつけていて、最初はイヤだったけど、5分後には好きになっていました(笑)」

左が、石井ちゃん。ワタナベエンターテインメントHPより
やたら自信満々。そうそう! それが韓国人男のモテポイントのひとつでもある。ホッパのチラシには、所属するホストたちがずらりと顔出ししているものもあるが、それを見ると思わず笑ってしまうことも少なくない。いや、笑ってしまうものが大半。だって、すごいレベルなのだ。石井ちゃん似なんてまだいいほう。「このルックスでホストだと!?」と叫びたくなるフェイスがずらりと並んでいたりする。
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