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「付き合っちゃうんじゃないか!?」錯覚させるほど生々しい、前田敦子と新井浩文のラブシーン『毒島ゆり子のせきらら日記』

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『毒島ゆり子のせきらら日記』公式Twitterより

『毒島ゆり子のせきらら日記』公式Twitterより

 恋だ。新しい恋が生まれる予感がする。放送中の深夜ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)の第3話を見終わったときに、なぜかその予感で胸がざわついた。前田敦子(24)主演の同ドラマは、超・恋愛体質のヒロインの不倫や二股、三股恋愛を描き<深夜の昼ドラ>との宣伝文句で4月20日にスタート。いわゆるヤリ●ンなヒロインは、「大手新聞社の政治部記者」というお堅い職業で、なるほどこの組み合わせはなかなか新しい。そのヒロインを、大変失礼だがそんなに理知的には見えない前田が演じることに興味をそそられ、第1話を見たら……すっかり毒島ゆり子の世界にハマってしまったのだ。

 <深夜の昼ドラ>だけあって、たしかに前田は体を張っている。「二股、三股を掛ける時は必ず相手に伝える。そして不倫はしない」をモットーに恋愛をするゆり子は、時に自室で、時にスポーツクラブのスタッフルームで、時に高層ホテルでメイクラブ。あちらこちらで奔放にいろんな男と絡むのがこのドラマの売りのひとつだ。とはいっても、前田の肌の露出そのものは多くはない。せいぜいがデコルテどまりであるが、どちらかというと痩せすぎの感があるボディなためそこにあまりエロさはない。ただ「チュバ、チュバ」と生々しい音をたてる濃厚キスシーンや、吐息まじりの喘ぎ声などは「お、あっちゃん頑張ってる~」と感心する。

 このドラマで注目したいのは前田演じる毒島ゆり子の相手役を務めるふたりの俳優であろう。ひとりはゆり子にとっては決して失いたくない特別な存在であるミュージシャンの「みーちゃん」こと美登里(黒猫チェルシーの渡辺大知/25)。渡辺は映画主演で役者デビューし、これまで朝ドラ『カーネーション』『まれ』や『デザイナーズベイビー』などNHKのドラマ作品に多く出演してきた。みーちゃんは彼女の二股を了承しており、ゆり子に一途な愛を注ぎ続けるというなかなか稀有な男。優しいけど頼りない甘えん坊のみーちゃんを渡辺はごく自然に演じている。お金はない、地位もない、けど俺には歌がある……劇中でギターを抱えて「抱きしめさせてよ」と歌う姿はどこか母性本能をくすぐるものがある。だが第三話でぞくぞくした“恋の予感”は、みーちゃんとゆり子の関係性にではない。敏腕政治記者・小津を演じる俳優の新井浩文(37)と、ヒロイン前田敦子との相性があまりに抜群すぎて、演技だけでなくリアルでも、もしかして……と思わされるほどなのだ。

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