結婚願望のある女性が「どうせ付き合うなら、結婚を考えられる相手と……」と話しているのを聞くことがあります。結婚したいという目的があるのなら、同じ目的を持った男性とお付き合いしたいと思うのは当然ですし、先の見えない交際をして時間を無駄にするのは避けたいところですよね。意中の男性に結婚願望があるとわかれば、まずお互いの結婚観を擦り合わせ、一致していればスムーズに結婚が決まったり、結婚後の生活がうまくいく可能性が高くなったりします。
しかし、今回お話を聞いた独身女性・Tさん(30)は、結婚観が合う男性と結婚前提でお付き合いしたものの、最近破局してしまったそうです。結婚観が合っていても結婚に結び付かなかった背景とは?
――元彼とはどんな流れでお付き合いしたんですか?
T「彼は飲み仲間のひとりだったんですが、半年前に初めて2人で飲みに行きました。お互い結婚願望があるので、理想の結婚について話し合っていたんですが、『私たちって価値観似てない?』『付き合えばうまくいくんじゃない?』となって、3回ほどデートをした後に付き合うことにしたんです。それまで彼に恋愛感情はなかったんですが、もともと結婚と恋愛は別物と考えていたこともあって、お互いにものすごく好きなわけではなくとも『人としては好きだし生理的にも受け付けられる』くらいのほうがうまくいくかもしれない、と結婚を前提に交際を始めました」
――具体的にどんなことを話し合ったんですか?
T「今から付き合うとして、何歳ぐらいで結婚したいか、子供は欲しいか、結婚式はしたいのか、家族の状況、将来親と同居する可能性、現在の収入などなど、あらゆることを話しました。お互いに同じような結婚生活を望んでいることがわかったので、あとはそれに向けて動くだけの予定だったんですが、現実は違ったんですよね」
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