誘ってくれたライターTさんと、ドリンクを持って「さて、どう動こうか」と周りを見渡しました。「何時に来て何時に帰ってもOK」ということで開始から1時間くらい経った頃に入場したのですが、すでに会場には100人近い人がいて、それぞれ何人かのグループを作って談笑しております。
うおおお、当然だけど婚活パーティーじゃないから誰も促してくれないし、自分で輪の中に突撃していかないといけないのか! ひとりじゃないとはいえ、なかなか勇気いるぞこれ。まごまごしていたらTさんが「とりあえず主催者に挨拶行けば、誰か紹介してくれると思います!」とズンズン会場の中央へ進んで行きました。頼もしい!
無事主催者を見つけて挨拶すると、さすがあのポジティブウェイ全開な招待メールを書いた方。すごい勢いで周りの方を紹介してくれました。
「あ~この人代理店の人! こっちはラジオやってる人!」
そんなわけで自分の「ライター・アイドル」とかいう珍妙な肩書を隠したい気持ちでいっぱいの中、いろんな方と名刺交換させていただきました。
いや~まさに名刺バラ撒き大会ですよ! 最初はちゃんと名刺入れから出していたのですが、誰かと喋っていると次々他の人が加わるのでもう追いつかない。最終的にもう箱で持って周っていました。正直、もっとちゃらちゃらした人や、冒頭で書いたように怪しい人が来るのかと思っていましたが、男女ともに年齢層は30代、落ち着いた方が多かったです。職業もレコード会社の社員、作曲や講師をされているミュージシャン、ライター、カメラマン、スタジオ経営者、音響や映像関係の方など、「音楽系」とは言っても幅広い。弁護士の先生もいましたよ!
しかし、私の大好きなバンドマンはほとんどいませんでした。ほとんどいないのに「あ~バンドマンと出会えないかな~」とドリンクカウンターで何の気なしに言っていたら、Tさんに大慌てで「ちょっと! 大声でそんなこと言わないでください! 後ろの人ドン引きしてましたから!」と口と塞がれてしまいました。やはりこういう場で「バンドマンと繋がりたい!」なんて女は排除されるのか……。
さて、いろんな人に名刺をばらまいて喋っていると、あっという間にスタートから4時間が経過。終了時刻となったらしく、主催者がステージで閉めの言葉と共に景品争奪じゃんけん大会を繰り広げていました。