インタビュー

月1で100分1万5000円の“でぶ専”ホテヘルに通う男「出会い系より…」

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――何がきっかけでそのお店を知ったんですか。

「ネットだね。15年ぐらい前って、サイトを開設している風俗店はまだまだ少なかった。僕は早くからネットを使っていた方だから、その時にたまたま風俗ポータルサイトを見つけて。そこに載ってたのが、今のお店なの。でもいわゆるぽっちゃり風俗だから、風俗業界の中では少しマニアックなほうだったんじゃないかな? “ちょいぽちゃ”ぐらいの体型から、お相撲みたいな見た目のヘビー級の体型まで、太めの女の子をいろいろと探せるんだよ」

――初めて風俗を利用したのはいつ?

「高校を卒業してすぐの年、18歳のときかなぁ。歌舞伎町に覗き部屋ってあったんだよね。何千円か出すと、女性が手コキしてくれるの。それが初めてだったかな。童貞だったけどね。友達といってみようかって」

――初風俗のときは童貞だったんですね。

「うん。初体験は21歳の時かな。当時は俺は演劇をしていて、同じ演劇サークルの彼女と。すごく才能がある女優だったよ。お互いの役作りのため、っていうと変だけど、でもなんとなく、成り行きでセックスした感じだったな」

――風俗に定期的に通いだすのは、何歳くらいから?

「本格的に通いだしたのは、28、29歳のとき。当時は店舗型のマットヘルスにハマってた。俺は、いわゆるホンバン系の風俗はほとんど行ったことがないの。だからソープランドの体験はほとんどない」

――マットヘルスから、今のお店を利用するようになった理由は?

「10年くらい前って、出会い系が流行ってたのね。自分で女の子と直接やりとりをして、地道にアポをとってた。そうすると、やっとホテルに行くまでにこぎつけたのはいいけど、あまり俺のタイプじゃない、細くてガリガリの人とか、ギャルばっかりにしか出会えなかった。『わざわざ苦労して好みじゃない女性と遊ぶより、自分の趣味にぴったり合う女性と出会えたほうがいいな』と思って。それで今のホテヘル店にハマったの」

――好みに近い女性に、すぐに会えると。

「今の店でも、写真で指名して、写真と違う子が来ることもよくあるよ(笑)。でもそれって、写真を1度見ちゃうと、自分で勝手に『この顔ならこういう声かな、こういう雰囲気かな』って、こっちで想像して期待しちゃうからなんだろうね」

――10年以上も同じお店に通い続けているのは、何か特別にしっくりくるものがあった?

「他のお店を使ってみたこともあるけど、女の子がマニュアル化し過ぎてた。どの女の子をお願いしても、なんというか……一緒だったね。セリフも、動きの流れもすでにできてる。そうすると、誰を頼んでも初めから終わりまで予想できるようになるでしょ。今のお店は、本当に女の子まかせの接客だから、アタリハズレがある。ちょっとギャンブルみたいなところがあって、それがおもしろいんだと思う。 どんな子と会えるか、どんな会話をするかが分からない感じが自分にはよかった」

――女の子がこなれてない感じだ。

「うん。あとは、女の子とホテルに一緒に入るところからサービスが選べるお店だから。僕は部屋で先に待っているより、最初から2人でホテルに入りたいタイプでさ」

――遊ぶときは、相手の女の子を指名するんですか?

「お気に入りの子がいる時はもちろん指名で。今はなかなか、指名を続けたい子がいない。この前までリピートしていた子は、難関校の大学受験をすべって、予備校代を稼ぐために風俗してた(と言っていた)子。21歳くらいかな。俺もその予備校に行ってたことがあるから、話がすごく盛り上がって。あとはその子の表情や、喘ぎ方もすごく好きだった。一時期、彼女によく通ってたよ。2週間に1回くらいは行ってた。ハマってたね。店外でいっしょに映画も見たんだよ。自分が浪人生を経験したこともあって、彼女に感情移入していたんだと思う」

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鈴木えみ

元デリヘル嬢(副業型、関東近郊の中級店)。写真はデリヘル勤務当時の“パネル”として使用していたもの。フリーター、時々ライター。

twitter:@emi_sws