人類がまんこに加えてきた、美白・脱毛・装飾などなどの“まんこカスタマイズ”の歴史をふりかえる連載「まんこカスタマイズAtoZ」。今回は、「膣」のお話です。(連載・全10回予定)
まんこはキツければキツいほどいい、みたいな風潮ってありますよね。逆にユルいまんこは、「ゆるマン」などと蔑まれたりもします。でもキツいまんこって、いったい誰にとって「いい」ものだっていうんでしょう。
現実には、膣が狭い・小さいために、性行為や婦人科検診を苦痛に感じる人がいます。こうした苦痛を手術なしで取り除くために、「ダイレーター」という器具が考え出されたのは約80年前のことでした。トランスジェンダー女性の間ではカジュアルに「ダイレ」と呼ばれたりするこの器具について、今日は進化の歴史から最新ダイレーターのデザインまでを一挙公開します!
ダイレーター、こんな時には頼りになるかも
ダイレーターとは、直訳すれば「拡張するもの」という意味です。さまざまな色・サイズ・素材が取り揃えられた棒状の器具で、挿入することにより膣を徐々に拡張したり、狭くなることを防いだりするもの。基本的には医師の指導下で使用する医療器具です。