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5度の自粛要請。小林麻央・海老蔵の周辺をうろつく不審者たち

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市川海老蔵オフィシャルブログより

市川海老蔵オフィシャルブログより

 6月9日、市川海老蔵(38)が記者会見を開き、妻・小林麻央(33)の乳がん闘病について公表した。スポーツ紙、週刊誌、テレビワイドショー、ネットメディアなど様々な媒体がこれを取り上げたが、一部メディアは医療関係者のコメントを用いて勝手に彼女のがんの「ステージ」予測までする始末だ。特に熱心なのは週刊誌だった。

『海老蔵貫く砕身愛!姉・麻耶も…家族一丸の献身 小林麻央”深刻”乳がん闘病1年8カ月全真相』/「女性自身」(光文社)6月28日号
『愛情秘話 小林麻央進行性乳がん闘病を支える海老蔵の子育て ママはなぜ帰ってこないの? 3歳と4歳の子を持つ母が必死に病と闘っている。支え続ける家族の絆』/「週刊女性」(主婦と生活社)6月28日号
『乳ガン小林麻央海老蔵絆LINE』/「FLASH」(光文社)6月28日号
『病魔に克って!負けるな成田屋 なぜこれほどまでに歌舞伎界の受難は続くのか―海老蔵の奈落 「麻央よ生きて!」深刻乳がん凄絶闘病室の「涙と微笑み」さらに借金返済、働きづめの日々は続く…』「女性セブン」(小学館)6月30日号
『激動の1年8カ月 本誌カメラは「妻の異変」「家族愛」を見ていた!小林麻央「海老蔵緊急会見」で伏せられた「本当の病状」』「フライデー」(講談社)7月1日号

(以上すべて表紙から抜粋)

『小林麻央「進行性乳がん」を支える麻耶との姉妹愛』「週刊文春」(文藝春秋)6月23日号
『進行性乳がん「小林麻央」と「海老蔵」の秘密▼長女が「青学幼稚園」に通わなかった理由▼愛之助と獅童に知らせなかった病状▼診断から600日間の闘病カルテ▼達観の記者会見で「海老蔵」脳裏のワンシーン』「週刊新潮」(新潮社)6月23日号

(以上もくじから抜粋)

 これらほとんどで、麻央の病状ががんのステージの「どの段階か」を専門医に取材するという蛇足がみられた。中でももっとも酷かったのが、「週刊新潮」である。

 「新潮」は、麻央が治療を受ける通院先病院の名称を記載。闘病については松竹上層部しか把握していなかったとしながら、<成田屋の関係者>だという人物の証言として、「ここ最近、麻央はぐっと痩せてきていました。そして乳房から膿が出るなどしており、この点について勸玄くんが不満をこぼしたことがあったんですが、海老蔵は厳しく叱ったと言います。とにかく、麻耶があの日に倒れたのも、海老蔵が1日に得度を発表したことも、病状がより悪い方へ進んでしまったからなのです」という言葉を載せた。しかしよく考えてもみてほしい。病気の事実を把握していたのは松竹上層部だけなのに、<成田屋の関係者>がここまで詳細な病状を知っているはずもないのではないか。海老蔵やその母・希実子さん、小林麻耶などごく一部の身内もこのような内情を周囲に漏らすとはとても考えられない。しかも記事後半部分では、この「膿」について日本乳癌学界会理事長が詳述。ショッキングな内容であるため引用は控える。記事の最後は、海老蔵の“演技力”が、極秘の闘病生活を経て急上昇した、とまとめられた。もはやこの記事は、彼らを「人間」として扱っていないのではないか。

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ヒポポ照子

東京で働くお母さんのひとり。大きなカバを見るのが好きです。