舛添要一前都知事の辞職以降、ニュースを見ているとやたらと「櫻井」という名前を耳にすることが多くなった。前総務省事務次官の櫻井俊氏(62)が、次の都知事候補として突如クローズアップされたからである。櫻井氏は、ジャニーズ事務所の所属タレントである“嵐”の櫻井翔(34)の実父ということもあり、マスコミは大きく取り沙汰した。
だが、櫻井氏は「家族に迷惑をかけたくない」と出馬を固辞。おそらく人気絶頂のアイドルである息子・翔への影響が大きいと考えてのことだろう。もしも櫻井氏が当選し都知事の椅子についたら、些細なことでも大仰に電波に乗せられ日本中を駆けめぐることになりかねない。それが息子のタレント活動にダメージとなる恐れもある。もちろん、当人が都知事の椅子などに興味がないのかもしれないが。
もっとも櫻井氏は、息子の芸能活について最初からもろ手をあげて賛成していたわけではない。7月5日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)では、櫻井氏の小・中学校の同級生だという落語家の立川談之助がインタビューにこたえ、なんと櫻井家の内情について語っている。メリーさんが怒髪天を衝く勢いで怒りそうで心配になるが、それによると、息子が13歳でジャニーズ事務所入りした当時、櫻井氏は「えらい困っていた。当人としては翔さんを外交官とかそっちに就くように幼稚舎から慶応に入れさせたわけだから」。
さらに談乃助は櫻井がニュースキャスターとして『NEWS ZERO』(日本テレビ系)に出演するようになったのは、俊氏のススメがあったからで、ニュースキャスターから政界へと転身した小池百合子氏の例もある、といきなり櫻井の政界転身話を持ち出す。というのも、櫻井氏の妻(翔の母)は故・小渕恵三元首相の家系であるため、いつでも政治家に転身できるよう櫻井の地盤はすでに整えられているということのようだ。
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