ゴシップ

御伽ねこむ・藤島康介結婚にみる「ハニートラップ」批判の過熱と誤解

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 藤島が結婚を渋っていたのかどうか、御伽が強引にデキ婚を画策したのかどうかという点は、すべて部外者の憶測でしかない。にもかかわらず、この“憶測”がさも真実味があるかのように流布するのは、藤島が著名人であり、財産を築いている人物だからだろう。かつてダルビッシュ有(29)との結婚と妊娠を同時に発表した紗栄子(29)が代表的だが、デキ婚報道の際、“女性が計画的に孕ませた”という論調の批判がまき起こることは珍しくない。

 男性側の収入が高い、男性側が特定の分野で有名人……など、男性が社会的ステイタスの高い場合にこうした声がよく聞かれる。今回も同様だ。金持ちで有名人な男と結婚するために女性が中出しさせた、いわゆるハニートラップだという疑いがかかるのだ。

 しかし婚前カップルが性行為をして妊娠に至るパターンは『双方合意の子作り』『うっかりゴムをつけなかった』『ゴムをつけていたが出来た』『どちらか、あるいは双方はゴムをつけたがらなかった』……など様々だ。なぜ「男性側は望んでいなかったのに、女性側が“結婚”に持ち込むために計画的に妊娠した」と決めつけてかかれるのだろうか。男はカラダ(快楽)目当て、女はカネ(財産)目当てで異性と性交渉に及ぶ……というイメージを前提にした妄想に過ぎない。そもそも多くの男性は藤島やダルビッシュほどの有名人でも高収入でもないのだから、ハニートラップを心配する必要はない。

 子供を人質のように利用して、男性をつなぎとめたり、生活費をたかろうとする女性も、この世には実在するのかもしれない。だが妊娠も出産も命がけの行為であり、子育てにいたっては非常に面倒でしかも長期にわたる重労働だ。妊娠を伴うハニトラは、実は女性にとっても大したメリットがないのではないだろうか。

(ブログウォッチャー京子)

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ブログウォッチャー京子

インスタウォッチが日課の子持ちライター。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています

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